- 管理栄養士の通信講座はどれが人気なの?
- 実際に通信講座を利用した感想を聞いてみたい!
- 管理栄養士の試験に合格したノウハウを知りたい!
管理栄養士の試験に通信講座を利用して1発で合格したみやよしです。
管理栄養士の試験に合格するために少しでも良い通信講座を利用して、合格率を上げたいと思いませんか?
実は、自分に合わない通信講座を選んでしまうと無駄になる可能性もあります。
実際私は、高額なサービスであることから周りの先輩から聞いた情報を頼りに、女子栄養大学の通信講座を受講し、管理栄養士国家試験に1発で合格しました。
私も実際に利用した人の声を聞きたい
そこで、管理栄養士の通信講座で人気のサービス3選を公式HPに載っていない生の情報を紹介していくとともに、実際に1発で合格できたノウハウも一緒に紹介していきます。この記事を読むことで、自分に合う通信講座と効率よく管理栄養士になるために必要な勉強ノウハウがわかるようになります。
- 管理栄養士 主任
- 病院勤務歴 10年
- 栄養科の責任者
- 病院栄養科の採用担当
管理栄養士の通信講座で人気なサービスの基本情報
どの通信講座が良いかわからない
ここでは各社の基本情報をみて概要を知っておこう
この記事では私と先輩3名が利用した以下の通信講座について紹介していきます。
- 上司栄養大学
- SGS総合栄養学院
- 東京アカデミー
通信講座で有名なユーキャンには管理栄養士の講座はありません。
サービス名 | 価格 | 特徴 | こんな人におすすめ | サービス期間 |
---|---|---|---|---|
女子栄養大学 | 96,800円 | 動画で学べる分野ごとにポイントを徹底解説! 練習テストや模擬テストを納得するまで何回でも受けられる! PC、スマホで受けられるので隙間時間で効率よく学習できる! | eラーニングを駆使して隙間時間を有効活用したい。 高レベルの講義で知識を付けていきたい | 6ヵ月間 |
SGS総合栄養学院 | セミナーコース(1年)|223,850円 セミナーコース(2年)|336,050円 通信コース171,050円 | テキスト解説動画/音声 国家試験解説動画 皆の疑問を解説動画 回数無制限での個別質問対応 | 個別質問を中心に利用していきたい | 6ヵ月間 |
東京アカデミー | 通年講座総合コース|210,000 Zoomコース|97,700円 通信講座|50,000円 | オリジナルテキストで総合的にレベルアップ オリジナルテキストと連動した問題集 質問が10回できる | 試しに通信講座がどんなものか試してみたい | 11ヵ月 |
各社サポート期間が設定されているため注意が必要です。
回数無制限の個別質問も期間内でないと受け付けられないため、タイミングは重要です。
ちなみに私の勉強してきた割合として通信講座は全体の3割です。
- 過去問5割
- 通信講座3割
- 模擬試験問題2割
実際に管理栄養士の通信講座を利用した【体験談】
どんな感じなのか知りたい
ガッツリやりたい人とちょっと興味のある人では選ぶ教材が変わるから参考にしよう
各社サービスは特徴がことなるため、人により合う合わないがあります。
ここでは、各社サービスを利用した経験や感想からそれぞれのサービスを紹介していきます。
女子栄養大学の通信講座|私の経験談
私が利用していた通信講座は女子栄養大学です。
この通信講座を利用した年度に試験に合格しました。
講義動画 | 練習問題eラーニング |
あると便利な参考教材 | 模擬テストeラーニング |
選んだ理由は、難易度が高くて有名だったからという理由です。
実際に教材の内容は難しいものが多く、生半可な気持ちでは途中で挫折しそうな難しさです。
- そこまで深堀するの?
- そんな細かいところまで覚えないといけないの?
- 本当にその問題は出題されるの?
難易度が高かったので、やりながら上記のような感想もありました。
特に動画は1回では理解できないので、何回も繰り返し見ることで効果が出てきます。
動画を理解しながら勉強していると、知識の幅がやっていない時に比べて各段に上がっていることに気が付きます。
女子栄養大学のeラーニングや過去の模試問題をしばらくの間解いていましたが、久しぶりに過去問をやろうとしたところ、過去問の表現がとても解きやすくなっていることに気が付きました。
過去問が簡単に思えるくらいの難しさ…
女子栄養大学は出題が難しく理解するのにも時間が掛かりますが、慣れると過去問がとても簡単に思えるのです。
このとき初めて、難易度の高い問題を継続して解いていく効果について実感しました。
講義内容は難しく、万人におすすめできるかといえば、そうでもありませんがやる気のある人にはおすすめです。
4年制大学を卒業していれば難しいと思わないのかも、2年制の私には難易度が高かったです。
女子栄養大学のeラーニングならではの問題は取り組みやすく自分の弱点を確認することができます。
問題集で間違えたところをチェックしなくても、以前行った記録をもとに自分の弱点を洗い出してくれます。
また、あると便利な参考教材の中に「管理栄養士国家試験受験必見キーワード集」というものがあります。
この教材はとても便利でキーワード別に重要度を星マークで付けてあり、そのキーワードが過去にどんな形式で出題されているかも書いてあるので意味を調べるのにはもちろん、試験に特化した辞書のようなイメージです。
SGS総合栄養学院|先輩の経験談
私の先輩に2名SGS総合栄養学院を受講した先輩がいますので、私が女子栄養大学と比べて参考にした点を紹介していきます。
2人とも栄養士として病院で実務を積みながら受講しています。
SGSは通信講座でも17万円と高額です。
そのため、回数無制限の個別質問をどう使っていくかがポイントになるでしょう。
SGS総合栄養学院セミナーコース|先輩の体験談
この先輩は試験には過去3回落ちてセミナーコースを受けて合格
- 通学が大変
- 講座料金が高額
- セミナーの授業は分かりやすく理解しやすい
- 有給や希望休を駆使する必要あり
- 高額だからこそ普段やらない模擬試験など強制的にやることができる
セミナーコースの教室は以下の通りです。
- 東京
- 埼玉
- 大阪
- 名古屋
- 広島
- 福岡
セミナーコース教材一覧
テキスト | 過去問題集 | ワークブック |
動画教材 | 中間テスト | 学習サポート |
音声教材 | 模擬試験 | セミナー |
先輩は東京の教室まで通っていました。
通える範囲での通学でしたが、仕事終わりや希望休、有給を利用するなどの調整が大変ということでした。
セミナーは年に6回ですので、無理のない範囲で調整できる回数かと思いますが、なかなか希望休が取れない職場もあるかと思いますので注意しましょう。
通学以外では、とても勉強になり高額ではありますが、受講してよかったと言っていたため自分を追い込みたい人にはおすすめです。
SGS総合栄養学院通信コース|先輩の体験談
この先輩は試験1発合格
- 自分のペースで繰り返し勉強できる
- 教材が見やすい
- SGSの仮スケジュールを参考に勉強をすすめられる
- 学習サポートが心強い
テキスト | 過去問題集 | ワークブック |
動画教材 | 中間テスト | 学習サポート |
音声教材 | 模擬試験 |
セミナーコースとの違いは年に6回のセミナーがあるかないかの違いで、資料はすべて共通です。
とにかく問題集が分かりやすいとのことでした。
実際に私も見せてもらい問題のすぐ下に分かりやすい解説付き回答が書かれているため、非常に見やすかったので、同じものかは不明ですが、AmazonでSGSの問題集を購入しました。
この問題集は見やすく解説が分かりやすいので、勉強を始めたばかりの人におすすめです。
通信コースではその他にも動画での講義やワークブック、中間試験、模擬試験をうけることができます。
すべてスケジュールを組んであるので、スケジューリングが自分ではできない人には取り組みやすい講座となっています。
東京アカデミー|先輩の経験談
この先輩は東京アカデミーの講座を受けた年では落ちていますが、次の年で合格しています
- 教材が見やすく理解しやすい
- 模擬試験をやるつもりはなかったが強制的にやることで有用性に気が付いた
- 質問数が限られているのが残念
- 低価格なのでとりあえず始めたい人におすすめ
オープンセサミシリーズ | SOSカード(質問カード) | 全国公開模試 |
演習課題 | 特典教材4点 |
東京アカデミーと言えば、オープンセサミシリーズです。
先輩もテキストはとても見やすいと言っていました。
東京アカデミーは低価格であるだけに教材が中心です。
「自分を追い込みたいという人よりは、通信講座がどういうものか知りたいという人が試しに利用する講座」というイメージを持ちました。
実際利用した管理栄養士に人気の通信講座3選
先輩はわかったけど他の栄養士はどれが良いと思っているの?
実際にネットで調べてもこの3社は人気だよ
女子栄養大学、SGS総合栄養学院、東京アカデミーは先輩にも体験している人がいるほど人気な講座です。
ネットで調べてみてもこの3つの教材は人気があります。
そのなかでも、価格、費用対効果、汎用性の観点から、私がおすすめする通信講座は女子栄養大学です。
実際に私が利用した経験と職場の同僚が利用した感想を含めて紹介していきます。
わたしは、女子栄養の講座以外にオープンセサミで参考書、SGSで問題集、模試の問題を購入しているよ
女子栄養大学|管理栄養士国家試験合格対策講座
より実践に近い経験を積みたい人には女子栄養大学の通信講座がおすすめです。
ここでは、女子栄養大学の特徴を紹介していきます。
女子栄養大学の通信講座を利用した感想
女子栄養大学の通信講座で感じたことは以下の通りです。。
- 講義のボリュームがある
- 問題の難易度が高い
- 模試が3年分あるから過去問以外も対策できる
最初に感じた感想は、いろんな媒体があるため、自分にあったものがあれば効率よく勉強が進められるという感想です。
私の場合は、講義のボリュームがあり、模試の利用で知識の幅を増やせました。
また、模試の問題は難易度が高く、過去問や他の参考書の問題よりも難しいので、普通の問題が簡単に感じることがあるのはメリットです。
合格率99.6%の実績があるので完成度が高い
女子栄養大学の問題は難易度が高いため難しいと感じるかもしれませんがその分、本番の試験のハードルが下がります。
試験の合格率が99.6%であるため、教材としては申し分ない安心感です。
価格や内容からバランスの取れた通信講座です。
オープン模試が実践的だから経験が積める
スマートフォン、PC、タブレットなどの媒体で800問の問題を隙間時間で反復受験をすることができます。
栄養士として仕事をしながらの勉強をしている場合、隙間時間を有効活用できるかが分かれ道になります。
女子栄養大学教員による講義が充実
126の充実した講義で自分の弱点を補うことができます。
国家試験の9科目の講義なので、弱手だけではなく自分の得意分野をさらに伸ばすことも可能です。
勉強を開始したばかりだと難しく感じるため、何回もみて理解しましょう。
【eラーニング】管理栄養士|女子栄養大学生涯学習センター|学校法人香川栄養学園
SGS総合栄養学院
ここでは、SGSについて紹介していきます。
SGSのメリットは教材の見やすさと豊富さにあります。
参考書で勉強したい人にはおすすめです。
また、セミナーコースもあるため、1人ではモチベーションが続かない人にもおすすめです。
※同僚がセミナーコース1年を実施していた情報を基にしています。
モチベーションが維持しやすい
SGSにはセミナーコースがあるため、モチベーションの維持をしやすいです。
しかし、教室の場所は限られるうえ、働きながらの通学は大変なので本気で合格したい人向けです。
自宅で行う通信講座と通学をするセミナーコースの自分に合う方を検討しましょう。
資料が見やすい
SGSの資料はとても見やすく分かりやすいためおすすめです。
出題頻度も一発でわかるようになっているため、効率よく勉強することができます。
また、全2回の模擬試験が自宅で利用できるため知識の幅を増やすことができるでしょう。
動画教材や音声教材で理解を深められる
SGSは動画教材や音声教材も取り揃えているため、移動時間中や集中して勉強したいときなど、切り替えられるため隙間時間を埋めることができます。
仕事をしながらの勉強は隙間時間をいかに有効活用できるかがカギになります。
SGS総合栄養学院 – 合格実績No.1!受験対策セミナーのSGS総合栄養学院 (liranet.jp)
東京アカデミー
私自身直接東京アカデミーの講座を受けたわけではなく、先輩が利用していた経験から東京アカデミーが有用で扱いやすいと感じたため紹介しています。
私自身は東京アカデミーのオープンセサミシリーズを利用していた経験から紹介していきます。
※先輩の経験談からメリットを抽出しています。
料金が安いので利用しやすい
東京アカデミーは料金が安いため、何かしら試してみたいという人におすすめです。
内容としては、物足りないと感じる人もいると思いますが、他の講座は10万以上するものも多いうえ、模試や見やすい資料などがあるため、最低限の教材は揃っています。
ためしに講座をやってみたいという人は料金も安いため試してみるのも良いでしょう。
SOSカードでピンポイントに質問
分からない問題などがある場合、ピンポイントで質問をすることができます。
過去問であれば、インターネットに解説付きで掲載されていますが、東京アカデミーの教材はオリジナルの問題もあるため、解説が必要だと感じた問題をピンポイントで聞くことができます。
SGS総合栄養学院の教材は種類が豊富
東京アカデミーと言えばオープンセサミです。
オープンセサミは図がわかりやすく、理解しやすいことで有名です。
Amazonでも人気参考書として販売されています。
分かりやすい参考書があれば、分からない問題があった時に助かります。
ものを覚える際に見やすい図は頭に入ってきやすい
1発で管理栄養士国家試験に合格した私が思った独学が難しい理由
管理栄養士の国家試験を完全に自分1人で実施するのは難しいと感じました。
私自身は女子栄養大学の講座を実施していましたが、高額な料金を支払ったという事実があるため、それがモチベーションに繋がっていました。
ここでは、講座を利用した経験から講座を行ったメリットや独学が難しい理由を紹介していきます。
過去問だけではカバーしきれない問題が出てくる
過去問を解いていくと似たような問題もでてきますが、今までにないまったく異なる問題も出てくることに気が付きます。
そのため、過去問を解くだけでは足りないということに気が付くでしょう。
そこで役に立つものが、模試の問題や問題集になりますが、講座を受講している人はこれが揃います。
模試に関して実際に受講することが面倒になってしまい、受けないという人も多いですがもったいないです。
私は、メルカリで過去の模試の問題が数百円で売っていたので購入し解いていました。
しかし、模試を受ける当日は面倒ではあるため、講座を受講することで強制的に受講をすることで、模試の問題を手に入れましょう。
模試の問題自体には解説がないため、同じ講座であれば参考書に載っていたり、質問したりできるのでうまく講座を利用しましょう。
試験より難しい問題を解いて試験問題を簡単にすることが可能
私の受講した女子栄養大学は内容は難しいですが、それに慣れると過去問がとても簡単に感じるようになります。
私はすべての問題を理解することができませんでしたが、それでも5年分の過去問が簡単だと思えるような知識を付けることができました。
繰り返し行うことで、1人では理解できない問題も理解し、解くことが可能になります。
隙間時間を有効活用して他人より有利にすすめる
女子栄養大学の通信講座受講の経験から、隙間時間をうまく利用することが試験合格の近道です。
隙間時間を有効活用するにはスマホアプリが有効です。
無料のアプリもありますが、ほとんどが過去問をランダムで解いていくものが多い。
しかし、女子栄養大学の通信講座にあるアプリはオリジナルの問題なので、受講者しかてにいれることができません。
オリジナル模試の問題をアプリで利用でき、隙間時間を有効活用できるのでおすすめです。
1発で管理栄養士国家試験に合格した勉強方法
働きながら管理栄養士国家試験に合格するには、モチベーションの維持が重要です。
- 今日は勉強やめておこう
- 明日休みだから今日の分勉強すれば大丈夫
- 今日は集中力がなくて非効率だからやめておこう
上記のようなやらない理由を探す人は特に注意が必要です。
自分に合った勉強方法を見つけ、解ける問題を増やすことができれば続けやすくなります。
人の習慣は3週間で慣れると言われているため、まずは習慣づけることに意識を向けましょう。
ここでは習慣づけができたうえで、私が行った対策を紹介していきます。
スケジュールを立てる
スケジュールは年間、月間、週間の単位で作成するのがおすすめです。
スケジュール作成により、現在位置やゴールを明確にすることができるので、モチベーション維持にも繋がります。
勉強を始めたばかりでスケジュールがないと、科目のどこを理解して、これからどこを学んでいくか分からなくなります。
全9科目を1科目ずつ項目別に分けてスケジュールを立てるのは時間が掛かり、一見非効率とも思いますが、残り1年の段階でスケジュールを立てるのではなく、受験する1年よりちょっとまえくらいから取り組むつもりで考えておきましょう。
得意な科目を見つける
得意な科目を見つけることができれば、モチベーション維持に繋がります。
なぜなら、得意科目があると自信に繋がるためです。
最初はどの科目も分からないことだらけで、すべてが苦手分野ですが、問題を解いていくうちに興味のある科目を見つけることができます。
興味のある科目、もしくは嫌でない科目に時間を使うことで、問題が解けるようになるため、自信が付きます。
自信がつくとやる気にも繋がるため、その後も同じようなことの繰り返しで少しずつ得意分野を増やしていくことができるでしょう。
暗記は紙に書く
暗記が必要な科目は紙に書いて毎日見るようにしましょう。
毎日見ることで、最初は聞いたこともない単語も見慣れるようになります。
初めてではない単語は次に勉強したときに頭に入りやすいので、スケジュールを立てる段階で、暗記しなければならないものは、ピックアップしておき、リビングやトイレなどにも貼り付けておきましょう。
その科目を勉強する時期になったら、初めてみる単語ではなく毎日見ていた単語になるため、頭に入ってきやすいです。
昨年度の模擬試験の問題をメルカリで入手
試験を1発で合格した私としては、クエスチョンバンクや過去問5年分を理解するだけでは、とても足りないと感じています。
そのため、次の段階として模擬試験を行うのがよいでしょう。
模擬試験の問題は基本的に過去問より難易度が高く設定されています。
そのため、試験より難しい問題を普段から解いていくことで難しい問題に慣れることができます。
模試の問題を解くようになるのは、クエスチョンバンクや過去問を5年分では物足りなくなったタイミングが良いでしょう。
私のおすすめはSGSの模擬試験の問題です。
SGSは難易度や説明が分かりやすく、使い勝手がよかったので数冊メルカリで購入し、解いていました。
女子栄養大学は難しいため万人向けではありません
管理栄養士に人気の通信講座を利用するメリット
通信講座を受けるメリットは?
モチベーション維持、いろんな問題が解ける、自分に合った勉強方法を探せることだね
管理栄養士の国家試験を受験するにあたって、一番の問題点は勉強が続かないことです。
また、過去問を中心に問題を解いても試験に合格することは難しく、理解したつもりでも違う切り口で問題が出たときに解けないということも多くあります。
そこで、通信講座を利用することで、そういったことも解決していくこともあるので、ここでは管理栄養士国家試験の通信講座を利用するメリットを紹介していきます。
いろんな媒体を利用することでモチベーションを維持しやすい
- 各社研究をした参考書や問題集、模擬試験
- 隙間時間を有効活用できるアプリ
- 参考書では理解が難しい場合の講義動画
上記のように各社ブラッシュアップを続けることでより、分かりやすく出題されやすい問題を皆さんに届けています。
過去問を半年ほど続けると、目新しい問題がなくなり、もうやらなくても解けると錯覚することがあります。
しかし、模擬試験をうけることで同じ答えでも、少し切り口を変えることで、まったく違う答えになるという問題もあることに気が付くでしょう。
そうならないためにも、通信講座を利用して様々な問題を解いていくことで、違う切り口の問題が出てきても解くことができるようになります。
媒体が豊富なため自分が理解しやすい方法が見つかる
自分に合う勉強方法は自分にしか分かりません。
通信講座は1つ受けると動画やアプリ、質問できる環境等があるため自分に合う勉強方法が揃いやすい環境を作ることができます。
自分に合った環境を作ることができれば、あとは徹底的に知識を入れることに集中できるので、限られた時間のなかで効率的に勉強ができるでしょう。
過去問に偏らない知識が身につく
クエスチョンバンクや5年分の過去問は、最初にやっておくべきことです。
しかし、分厚い本を解いた達成感から「もう大丈夫なのではないか」と思うことがあります。
しかし、これだけではとても十分とは言えません。
なぜなら、毎年同じ問題はでないうえに、答えは同じでも出題の切り口が違うので、本当の意味で理解しなければ、本番でうまく解くことができないでしょう。
実際に過去問の31回から36回まで理解したうえで37回を解いたとしても難しく感じるはずです。
難しく感じないようにするには、1つの問題に対していろんな問題を解いていく必要があります。
通信講座の問題は難易度が高い問題が多く、各社研究を重ねて出題している問題なので、そういった問題を補うことができます。
管理栄養士に人気の通信講座を利用するデメリット
通信講座のデメリットは?
最終的には自分次第、媒体に相性がある、高額なことだね
通信講座にはメリットだけではなくデメリットも存在します。
ここでは、実際に利用していた私の経験から、通信講座を受ける前に理解しておくべきデメリットを紹介していきます。
料金は高額なものが多い
栄養士として働いている場合、通信講座の料金は決して安いものではないでしょう。
私が紹介した中でも、東京アカデミーの通信講座コース5万円〜が最安値です。
そのため、もし自分に合わない高額な講座を選んでしまうと精神的なダメージが大きく、モチベーション維持も困難な状況になりかねません。
料金は高いですが、高いお金を支払ったからというモチベーション向上に繋がる可能性や自分に合う勉強方法が見つかり、管理栄養士に合格できる可能性があがれば、高額でも支払う価値はあるでしょう。
媒体に向き不向きがある
高額である通信講座ですが、高ければ良いというものでもなければ、安いから自分には合わないということはないため、商品選定は難しいでしょう。
例えば、女子栄養大学はおすすめしている通信講座ですが、勉強を始めたばかりの段階で、女子栄養大学の問題はとても難しくモチベーション維持ができない可能性もあります。
そのため、自分の知識量や媒体の相性があるため注意しましょう。
特に参考書や問題集がどんな内容なのか、自分に合いそうか、取り寄せる前に画像などで確認が必要だね
購入してやった気になってしまう
通信講座を取り寄せるだけ取り寄せて満足してしまう場合もあります。
問題は難易度が高い傾向にあるため「今の自分には難しいからまずは市販の参考書から始めよう」となってしまうと、次にやるタイミングを逃してしまい、やらなくなってしまうことがあるので注意です。
管理栄養士に人気の通信講座を利用するタイミング
質問できる環境などがある講座では、サポートに期限がある講座もあるため、逆算して申し込みしましょう。
- 女子栄養大学:6ヵ月間
- SGS総合栄養学院:6ヵ月間
- 東京アカデミー:11ヵ月間
上記のようにタイミングにより本当は「聞きたいときに聞けない」ということにならないように年間スケジュールを作成する段階で決めておきましょう。
6ヵ月のサポートの講座は勉強が本格化する9月頃からがおすすめ
管理栄養士の通信講座に頼りすぎに注意
通信講座をやっていれば大丈夫ではない?
ベースになるのは過去問だということは覚えておこう
通信講座を利用したからと言っても、知識のベースになるのは過去問です。
なぜなら、出題傾向が似ている科目もあり、そういった科目は過去問を解くことが効率的だからです。
たとえば、栄養教育論や公衆栄養学など少し言葉が違うだけで問題自体は同じという問題もあります。
こういった例もあるためここでは、通信講座に頼りすぎに注意する理由を紹介していきます。
最終的には過去問に戻る
一番最初に取り掛かる問題は過去問です。
数ヵ月かけて過去問を理解していくことが必要です。
ポイントは、過去問をただ解くというより、理解しながら解くことが重要
過去問の理解が深まったら次に通信講座や模擬試験の問題を解いていきます。
通信講座の種類によっては、サポート期間があるため注意しましょう。
過去問、通信講座、模試を往復して解いていくことで幅広く知識を入れることができます。
しかし、一番多いのが過去問であるため、最終的に過去問に落ち着くことが多いです。
そのため、通信講座が高額だからという理由で、通信講座のみを中心に行うことのないようにしましょう。
通信講座のみで試験問題はカバーできない
通信講座を受講し、その問題だけやっていれば合格できるというツールではありません。
管理栄養士国家試験では、過去問、通信講座、模擬試験の問題をしっかりと理解して自分の言葉で説明できるくらいに落とし込むことで、合格ラインが見えてきます。
そのため、過去問、通信講座、模試を使い分けてバランスよく取り組む必要があります。
しかし、配分に関しては正解がなく、どれをどれだけやれば試験に合格できるという量は人によってことなるため、勉強しながらよく考える必要があります。
- 過去問5割
- 通信講座3割
- 模擬試験問題2割
今思い返せば、このくらいの配分でやっていました。
人により多少前後すると思いますが、過去問が勉強の基礎になるのは間違いないでしょう。
模擬試験の問題も重要
私は模擬試験の問題も重要視しています。
過去問や通信講座に比べて問題数が限られるため、私の勉強してきた中では全体の2割程度です。
しかし、難易度の高い問題が多く過去問に慣れてきたら新しい切り口での問題を解いていくためにも模擬試験の問題はやっておくことをおすすめします。
私は女子栄養大学やSGSの過去の模擬試験問題をメルカリで数百円で入手し、過去問、問題集、模擬試験問題を日によりローテーションして解いていました。
そうしていくことで、同じ答えでも様々な切り口の問題にであえるため、経験値が上がります。
【体験談】管理栄養士の資格を取得するのに必要な勉強時間
私は2年制の専門学校を卒業して栄養士として働きながら資格を取得しています。
私の場合は、700時間くらい勉強して1回で試験に合格しています。
それでも123点とギリギリでした。
「管理栄養士 勉強時間」でGoogle検索すると200〜300時間と書いてある記事が多い中で前提が足りないと感じています。
参考として日商簿記3級は100~150時間と言われています。
2年制の栄養士課程と4年制管理栄養士課程では、そもそも2年分の勉強時間の差があります。
また、管理栄養士課程でも学校で勉強はしているので1年間1日1時間以下の勉強量というのは無理があるでしょう。
どの部分を切り取った時間が200〜300時間なのかが不明なこともあるため、検索に踊らされることなく、自分の理解に合った勉強時間を作ることが重要です。
管理栄養士の資格を取得するには
管理栄養士の資格を取得するためには試験に合格する必要があります。
勉強方法や勉強時間を気にするのはもちろんですが、勉強できる環境も重要です。
管理栄養士の試験で合格するには、多くの時間を勉強に費やす必要があります。
しかし、集中できない環境のなかで勉強をしていても、時間だけが過ぎてしまい効率が悪くなってしまいます。
いつも同じ場所で勉強するだけではなく、カフェや図書館など自分に合った集中できる場所を見つけましょう。
管理栄養士の資格について詳しくまとめた記事がありますので、こちらも併せて参考にしてください。
【徹底解説】管理栄養士の資格取得完全ガイド|業界に縛られない働き方紹介
管理栄養士資格の合格率
第37回の管理栄養士国家試験の合格率は以下の通りです。
- 合格状況 受験者16,351名
- 合格者9,254名
- 合格率56.6%
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
管理栄養士養成課程 (新卒) | 9,444名 | 8,235名 | 87,2% |
管理栄養士養成課程 (既卒) | 1,372名 | 136名 | 9.9% |
栄養士養成課程 (既卒) | 5,535名 | 883名 | 16.0% |
管理栄養士以外の栄養の資格
管理栄養士は国家資格ですが、栄養の資格は多くあります。
ここでは、管理栄養士の職場に関連した資格を紹介していきます。
調理師|飲食業界
調理師は調理専門の国家資格です。
管理栄養士は治療食やアレルギー食の調理をしますが、調理師は見た目や味にこだわった調理をします。
主に飲食業界で働くことが多いですが、もちろん医療業界にも調理師はいます。
調理器具さえそろえば、イベントなどで利用者に見て楽しんでもらうパフォーマンスができるでしょう。
献立を作成する管理栄養士や栄養士と発想や考え方が違うため、医療業界では提供できる料理に限りはありますが、経験のある調理師は経営の差別化として調理の技術の需要があります。
食生活アドバイザー|一般企業
食生活アドバイザーは、どこかの領域に特化した資格というよりも栄養に関する基礎知識を学ぶことができます。
そのため、専門分野というよりは、幅広く食生活について紹介していける資格です。
食生活アドバイザーだけで完結するようなものではなく、栄養士や調理師などコアになる資格をプラスアルファとして裏付ける資格となります。
離乳食・幼児食コーディネーター|保育園・幼稚園
栄養士や調理員として保育園で働く場合、その業界に強い資格として離乳食・幼児食コーディネーターがあります。
栄養士や調理員とはいっても、保育園・幼稚園に特化した資格というわけではないので、こういった保育園給食に特化したような資格があると、保護者からも安心していただけるでしょう。
食育実践プランナー|保育園・幼稚園
こちらも上記の離乳食・幼児食コーディネーターと同じで、保育園・幼稚園給食を提供するうえで、保護者への信頼を得るために付けておきたい知識と資格です。
「健康に配慮した食事の作り方」を身に着けたい人におすすめです。
幼児だけではなく、高齢者にも対応することができます。
スポーツ栄養プランナー|スポーツジム
栄養士や管理栄養士でもスポーツに特化した人は少ないため、スポーツジムに興味のある人は、スポーツ栄養プランナーのような資格があると説得力が上がります。
資格はあくまで資格であるため、実際に教えられる知識が顧客の信頼を得るには必要ですが、入り口としてスポーツ栄養プランナーのような資格があると、説得力があるでしょう。
管理栄養士に人気の通信講座|まとめ
管理栄養士に人気の通信講座を紹介してきました。
どんなに良いサービスでも合わない講座もあります。
社会人であれば多少高額な通信講座を利用するのは有用であるため、多少のリスクを取っても良いと思います。
リスクをとった結果、自分に合った勉強方法、合格率アップが手に入るのなら安いものでしょう。
しかし、学生の場合や生活費がギリギリの人では気軽にできないので、自分がその対象だと思う人は、Amazonなどでも上記で紹介した女子栄養大学管理栄養士必修キーワード集やオープンセサミやSGS問題集は売っているのでそこから始めるのが良いでしょう。
現在は便利なアプリやオンライン教材もあるため、自分に合った教材を選びましょう。