【例文あり】管理栄養士が資格だけで未経験転職できるたった1つの方法

• 管理栄養士の資格だけでどんな業界に転職できるか知りたい
• ブランクがあっても働けるか知りたい
• それぞれの業界の志望動機を参考にしたい

管理栄養士とは全く違う業種で働いていたけど、やっぱり管理栄養士として働きたいと思ったことありませんか？

実は管理栄養士の資格を持っているだけでは、転職が難しいケースは多くあります。

なぜなら、管理栄養士は専門職であるため、経験を重視する職場が多いからです。

そこで本記事では、資格だけ持っているけど管理栄養士として働いていきたい人向けに、病院管理栄養士の採用担当の立場から、転職できる方法や未経験でもアピールしていけるスキルを紹介していきます。この記事を読むことで、仕事のブランクや経験がなくても採用担当に評価されるようになります。

管理栄養士の経験なしで資格だけで転職するたった１つの方法｜例文あり

今まで管理栄養士とは関係のない業種だったけど、やっぱり管理栄養士の仕事がしてみたいとは思ってはいる人も多いはず。

しかし、関係のない業種だったから管理栄養士に転職できるか心配と考える人もいるでしょう。

結論、管理栄養士の資格を持っていれば転職は可能です。

その方法とは、人柄重視の職場に転職すること。

人柄重視の職場を探す方法は以下の通り。

• 企業公式HPの求人情報を確認
• 大手転職サイトの求人情報を確認
• 管理栄養士特化型転職エージェントにピックアップしてもら

順番に紹介していきます。

企業HPの求人情報を確認する

企業の公式HPから人柄重視のコメントを拾い上げて、志望動機に繋げましょう。

人柄重視の職場を見つけることができれば、上記のような志望動機も参考に自分に落とし込んでみましょう。

大手転職サイトの求人情報を確認する

大手転職サイトも企業HPとやり方は同様です。

しかし、登録することで自己PRや志望動機の作成ツールを利用できるなどのメリットがあるため、書類作成に自信が無い人は活用することで、書類作成に悩まず転職活動がすすめられるでしょう。

管理栄養士におすすめの転職サイトは、圧倒的に求人数の多いリクナビNEXTです。

リクナビNEXTは自分の強みを教えてくれる「グッドポイント診断」があるため、悩みどころの自分の強みを評価してもらい、軸にすることで志望動機などにも繋げられるでしょう。

また、転職サイトは管理栄養士のような専門職の求人が少ない傾向にあります。

リクナビNEXTは圧倒的な求人数から他の転職サイトに比べ、対象求人が多いこともおすすめのポイントです。

リクナビNEXTの詳しくまとめた記事がありますので、こちらも併せて参考にしてください。

リクナビNEXTの評判と口コミ｜管理栄養士が選ぶ５つのメリット紹介

管理栄養士特化型転職エージェントにピックアップしてもらう

転職エージェントの利用は、企業HPや転職サイトと比べ手厚いサポートが受けられます。

しかし、登録後のアドバイザーによる面談や経過報告の連絡などが煩わしいと感じる人にとっては、デメリットです。

電話対応が問題なければ、全て工程をサポートしてくれるため、転職初心者や本気度の高い求職者にとってはこれ以上に無いサービスといえるでしょう。

とくに初めて管理栄養士業界に携わるのであれば、業界に詳しいプロに不安や悩みをカウンセリングしてもらい、解決策を教えてもらうこともできるので、転職先の企業と話がズレる心配を解消することができます。

管理栄養士におすすめの転職エージェントはこちらの記事に詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

管理栄養士におすすめの転職エージェント9選｜転職サイト1選

管理栄養士の未経験が転職するときに取るべき行動

管理栄養士業務が未経験とはいえ、様々な状況があります。

• 管理栄養士の資格だけ持っていて働くこと自体が未経験
• 管理栄養士の経験はあるけどブランクがある
• 栄養士として働いていたけど管理栄養士としては未経験

上記の状況により、取るべき行動がかわってくるため、それぞれ説明していきます。

栄養士として働いていたけど管理栄養士としては未経験

栄養士と管理栄養士業務の共通点は以下の通りです。

• 栄養素の知識
• 在庫管理
• 献立作成

医療業界では、栄養士と管理栄養士の業務内容は大きく変わります。

そのため、栄養士として給食管理に携わっており、管理栄養士を取得したタイミングで管理栄養士業務に就きたいと考える人は多いでしょう。

しかし、管理栄養士の仕事に対して不安に感じる人も多いはず。

そのときは、今までの仕事との共通点を探し、自信を付けるとともにアピールポイントを探しましょう。

栄養士として働いている場合、調理、盛り付け、洗浄、発注、献立作成、帳票作成等厨房に関わる業務を行っていることが多いです。

給食管理業務を細かく理解している管理栄養士は意外と少ないため、調理もできる管理栄養士として自分を売り込んでいくのも良いでしょう。

管理栄養士の経験はあるけどブランクがある

自分のできることを探しましょう。

栄養管理	帳票作成	コスト管理	栄養ケア
栄養指導	マニュアル作成	在庫管理	営業
給食管理	資料作成	衛生管理	接客

ブランクがあるとはいえ、管理栄養士として働いたことがあることは転職に有利となります。

さらに、今までの経験を活かせる場合、内定の確立はグンと上がるでしょう。

管理栄養士経験者とはいえ、経験した業務が活かせない職場は、難易度が高くなるため注意です。

管理栄養士の資格だけ持っていて働くこと自体が未経験

働くこと自体が初めての人は、就きたい業界を調査し、関係する知識を予め勉強していくことが効果的です。

病院であれば、座学である臨床栄養学も復習しておく必要もありますが、その前に機能についても知っておく必要があります。

例えば病院では、急性期、回復期、慢性期と機能が分かれており、求められることも変わってきます。急性期病院では栄養指導件数が多くなる代わりに栄養管理の重要度は落ちます。慢性期は栄養管理の重要度は高くなってきますが、栄養指導は性質的に多く実施しないので、同じ病院でも求められる業務が異なります。

情報収集はネットやSNSでも十分です。

より詳しく理解している必要はありません。

未経験なりにもしっかりと調査をしていることをアピールしましょう。

採用担当も人なので、経験がなくても情熱や意欲を伝えることで、有利に進められる可能性があります。

次の章では、資格だけで転職可能でも各業界のやっておいた方が良いことを紹介していきます。

管理栄養士の資格だけで未経験転職できる職場｜志望動機の例文あり

未経験で募集している仕事はあるけどなんだか不安に思いませんか？

募集している企業の立場からすると、実際未経験OKとしていても経験者が欲しいというのが本音でしょう。

そのため、未経験であっても学んでおくべきことと、しっかりとした志望動機は必要になります。

ここでは、採用側の視点から未経験でも評価できることと志望動機を併せて紹介していきます。

委託給食会社｜衛生管理と時間管理

出典：栄養士転職ナビ

委託給食会社は、決まった時間に給食を提供しなければならないため、時間管理が重要です。

また、食中毒を起こさないために最低限の衛生管理の知識も必要です。

この2つの特徴を志望動機に反映させます。

病院｜臨床栄養の知識とコミュニケーション力

病院では、患者の病態や検査値、喫食を確認しながら食事の介入を提案していきます。

そのため、最低限の病態の知識があると働きやすいでしょう。

また、患者、多職種連携、他部署へのコミュニケーションは欠かすことができません。

介護福祉施設｜栄養ケアの知識と満足度の高い食事の提供

出典：栄養士ワーカー

施設の管理栄養士は、利用者の身体機能を維持・向上させ、QOLを高めることを目的としています。

低栄養のリスクを把握し、改善していくための栄養ケア計画を作成し、多職種連携しながら適切な食事を提供することで利用者に貢献していきます。

ドラグストア｜接客と地域貢献への思い

出典：マイナビコメディカル

管理栄養士として店舗運営に携わる仕事を行い、顧客に対して適切な商品案内や指導、売り場の調整をします。

経験を積むことで、登録販売者の資格取得も可能になるため、管理栄養士でありながら登録販売者としても活躍できる業界です。

食品メーカー｜商品知識と積極性

食品メーカーは営業から開発、企画、製造など様々な業種を経験することができます。

企業により様々ですが、当院の明治の営業は、管理栄養士からだと商品知識を付けるために営業から始まると言っていました。

採用担当が教える管理栄養士未経験者に必要なスキル

管理栄養士の業界は経験者が有利なことが多いですが、未経験でも転職可能な職場は人柄重視の職場です。

しかし、人柄重視だからと言って何も考えなくても良いというわけではないためここでは、人柄重視の職場を見つけたときに未経験でも実行できる身に着けておくべきスキルを紹介していきます、

協調性、やる気等の意欲を見せる

仕事が未経験の場合、意欲を見せるのが効果的です。

なぜなら、採用担当は書類審査の段階であなたが未経験であることを確認しているからです。

未経験でも会ってみたいと思っているのは、その職場では経験ではなく人柄を重視して採用している可能性が高いからでしょう。

人柄を見ている職場の場合、意欲を見せることであなたと職場の価値観が合えば、採用にグッと近づくことができます。

業界知識を付ける

管理栄養士業務が未経験でも、業界の知識を付けることは可能です。

例えば、病院なら病態知識、福祉施設なら栄養ケア・マネジメントとはどんなものか、保育園ならアレルギーや給食関連の知識など、働いていなくても身に着けられるものは調べてから挑むことが必要です。

面接ではあまり専門用語は使わないようにしていますが、確認のため聞く際にこれも知らないのかとなってしまうこともあります。

未経験から経験者になってから正社員を目指す

医療業界や小売業界では、経験を重視する職場が多いです。

そのため、病院ならパートになって栄養指導や栄養管理、給食管理を経験してから正社員を目指す。

また、ドラッグストアでパートで働き登録販売者を取得してから将来的に正社員を目指すというのも選択として良いでしょう。

しかし、経済的な余裕がない、またはすぐに正社員になる必要がある人は、未経験者募集の自分に合った求人を探して応募をしていきましょう。

あくまでも、正社員だけが選択肢ではないということです。

管理栄養士に将来性がある理由（画像診療報酬）

出典：令和4年度診療報酬改定の概要（栄養関係）

医療業界での管理栄養士は令和に入ってから需要が高くなってきています。

病院や福祉施設で管理栄養士は常勤である必要があり、その必要人数も改定ごとに増えているため求人数も多くなっています。

管理栄養士や栄養士は栄養の唯一の国家資格であり、健康や栄養は超高齢社会に向かう現代において外すことのできない知識の1つでしょう。

特に食品を扱う業界では、管理栄養士の存在が大きくなりつつあるため、年を追うごとに努力義務から必須項目になってきています。

出典：令和4年度診療報酬改定の概要（栄養関係）

たとえば病院管理栄養士の場合、将来的な目標として現在のような病棟訪問型の働き方から

病棟常駐型に基準を高めていくとしています。

このことからも、管理栄養士は将来的に必要とされ、需要が高まっているといえるでしょう。

社会人が管理栄養士の資格取得方法

管理栄養士の資格を取得するためには国家試験に合格する必要があります。

しかし、国家試験の受験資格に栄養士である必要があるため、所定の学校を卒業するか、栄養士として4年間の実務経験が必要です。

ここでは、社会人が管理栄養士を目指す人のために管理栄養士の資格取得の方法を解説していきます。

管理栄養士の資格取得について網羅的にまとめた記事がありますので、こちらも参考にしてください。

【徹底解説】管理栄養士の資格取得完全ガイド｜業界に縛られない働き方紹介

管理栄養士の資格は誰でも取れる？

管理栄養士国家試験に合格することができれば、厚生労働大臣より管理栄養士の免許を取得することができます。

しかし、試験を受けるにも条件があるため、押さえておく必要があります。

• 4年制の管理栄養士養成課程のある専門学校又は、大学を卒業
• 2年制の栄養士養成課程のある専門学校、短大を卒業後、4年間の実務経験を実施

上記のように最短でも4年間の管理栄養士養成施設に通う必要があります。

そのため、現在社会人である人にとっては、収入などの経済状況や時間の問題からハードルが高くなってしまいます。

主婦や社会人が管理栄養士の資格取得する最短ルート

管理栄養士になろうと思ったら最低でも栄養士から4年間の実務経験、または管理栄養士の養成施設で4年間勉強が必要です。

授業では実習や単位取得の関係から夜間や通信教育での単位取得ができないため、昼間授業を受けに通学します。

そのため、社会人の場合仕事を辞める決断をする必要があるでしょう。

管理栄養士の働きながら勉強する方法

• スケジュール管理
• 得意科目から取り掛かる
• 紙に書く

国家試験の内容は、基礎的なことから応用問題まで範囲が広く、9科目と応用問題で構成されています。

私自身、仕事を辞めて栄養士として働きながら勉強していましたが、勉強時間を確保することが大変でした。

しかし、栄養学が好きだったこと、キャリアアップや給料アップを目標に勉強することで1発で栄養士として働きながら管理栄養士を取得することができました。

分厚い過去問も何回も繰り返し行うことで、問題の出題傾向が分かってきます。

管理栄養士の経験なし資格だけで転職する方法｜まとめ

管理栄養士の経験なしで資格だけで転職する方法は、人柄重視の職場を選ぶことです。

手段としては、企業HPや求人サイト、特化型のエージェントに聞くことです。

つまり、管理栄養士として経験がなくても。

• 人柄重視の職場を選ぶorエージェントに選んでもらう
• 意欲を見せる、業界知識を付ける、働き方に幅を持たせる
• 適切な強みと志望動機を作成する

上記のような、ポイントを抑えることで、評価に繋がるものがあるため利用しましょう。

また、管理栄養士になるためには、国家試験を受験しなければなりませんが、受験するための条件もあるため、主婦や社会人は注意が必要です。

しかし、主婦や社会人でも養成施設に入学することで、新卒として就職先を決められることはメリットでしょう。