【転職初心者必見】管理栄養士の履歴書｜基本の書き方と見られるポイント

• 履歴書って何か注意点とかあるのかな？
• どんなところを見られるの？

採用担当【面接官）として履歴書をよく見ているみやよしです。

履歴書は転職活動においてあなたのプロフィールになる大事な書類です。

メリハリのある使い分けは履歴書では応募意欲をより強く伝えるために自己PRの欄は深くは語らずポイントのみを書く程度にして志望動機を中心に記入する（欄は出来るだけ埋めます）

とはいえ、具体的にどう書いたら良いかイメージできないと思いますので、履歴書の書き方とポイントを紹介していきます。

当記事では転職に向けて書類作成をしている栄養士に向けて採用担当の印象に残る履歴書の書き方を紹介します。

管理栄養士について網羅的にまとめた記事がありますのでぜひ、こちらも参考にしてください。

管理栄養士とは？｜面接官が管理栄養士の求められる3つの仕事内容を徹底解説

履歴書と職務経歴書の違い

履歴書はあなたの基本情報やプロフィールであることに対し職務経歴書はあなたがが持っているスキルや経験、知識をアピールしていくものです。履歴書にはフォーマットがある程度決められていることに対して、職務経歴書には特に決まりが無いことが特徴となります。

採用担当はそれぞれの書類からあなたの人柄、考え、スキル、将来性などをイメージしますので、良い印象を与えるためにもしっかりと自己分析をしてから記入するようにしましょう。

履歴書の役割

氏名、年齢、学歴、住所、連絡先などあなたの基本情報を載せます。簡単なプロフィールのようなものです。大量募集しているところは履歴書をみて基準を満たしていないと思ったら足切りされます。

職務経歴書の役割

あなたの持っているスキルや経験、知識を入社後どのようおに生かせるかをアピールしていくものです。面接官に会ってみたいと思わせるように作成しましょう。

栄養士・管理栄養士の履歴書を書くポイント

履歴書を書くポイント

1. 履歴書サイズの選び方
2. PCと手書きで迷ったら
3. 修正液・テープは使用しない
4. 空白は避ける
5. 時間に余裕を持って取り組む

①履歴書サイズの選び方

履歴書のサイズ選びで企業側の指定がない場合、迷ったらA4（A3で二つ折りのもの）がおすすめです。

企業側はどちらでも問題ないと思っていますが、アピールポイントが多く載せられるため、迷ったらA4サイズを選ぶようにしましょう。

履歴書では応募意欲を見せるため志望動機の欄が大きいとよりアピールできるため志望動機の欄が大きいものを選びましょう。

また、空欄ができるような履歴書は購入せずあなたが書けるくらいの欄があるものを購入しましょう。

②履歴書はPCと手書きで迷ったら手書き

企業からの指定が無く、どちらで書くか迷ったら手書きをおすすめします。

なぜなら私は書類を見る際にどんな字を書いているかで人柄を想像して面接へのイメージの参考しているためです。

PCで書いた方が効率的ですが、面接官は少ない情報でより良い人材確保をしなければならないため少しでも情報を欲していますので、迷ったら手書きをお勧めします。

注意点として丁寧に書くことはもちろんですが、字が斜めになってしまったり、字の大きさがバラバラになってしまう時は予め、シャーペンで下書きするなどの工夫をしましょう。

どうしてもうまく書けないようであればPCでも問題ありません。

③修正液・テープは使用しない

修正液やテープは正式書類では使用しないため、履歴書で間違えてしまった場合、新しい履歴書に書き直すようにしましょう。

修正液やテープを使用したものを送ってしまうと失礼になってしまうため、間違えた履歴書は破棄してしまい、一枚だけ残しておき正書するための参考にしましょう。

④空白は避ける

採用担当の目的は少ない情報と時間で良い人材を確保することです。

そのうえで空欄があるとあなたの情報がさらに少なくなることや、書く気が無いのか、単純に忘れているか判断できないため不利になります。

無駄にダラダラと書く必要はありませんが、箇条書きでも良いので書くように心がけましょう。

⑤時間に余裕を持って取り組む

時間に余裕がなく、急いで書くことで字が雑になってしまってはマイナスな印象になってしまいます。

字は丁寧である方が印象は良いですが、手書きは時間が掛かるものなので時間に余裕をもって取り組みましょう。

栄養士の履歴書項目の書き方｜例文あり

履歴書はあなたがどんな人生を歩んできたか事実を確認する資料です。

また、写真があることにより一番最初に目に入ってくる資料であり、第一印象を左右する資料です。

人気の企業であればこの書類だけで足切りされることもありますので募集要項を確認して悪い印象は与えないように記載しましょう。

項目	ポイント
①日付	応募企業に提出する日付を記入しましょう。
②証明写真	第一印象を決めるものなので清潔感を意識した身なりを心掛けましょう。少し口角をあげると印象が良いです。
③氏名・ふりがな	あなたの氏名を記載し、履歴書にふりがなかフリガナが書いてある方の字で氏名のふりがなを記載しましょう。
④現住所・連絡先	現在住んでいる住所を都道府県から書き、番地は略さず〇丁目〇番地と記載しましょう。
⑤学歴・職歴	指定が無ければ卒業から記載します。学校名、法人名、会社名、部署名、役職名は正式名称で書きましょう。
⑥免許・資格	保有している免許や資格を取得が古い順に記載します。仕事に関係のある資格を中心に記載しましょう。また、栄養士であれば「管理栄養士免許取得に向けて勉強中」とアピールできます。管理栄養士であれば「糖尿病療養指導士受験資格あり」など取得してないけど将来的に取得する旨を記載しましょう。
⑦志望動機	書類に記載する敬称は「貴社」「貴院」「貴法人」と記載しましょう。応募意欲を示すためにしっかりと企業分析を行い、記載します。
⑧趣味・特技	あなたの人柄やどんなことに興味があるのかを参考にします。ストレス解消法などを紹介してメリハリのはる生活を送れることアピールしましょう。その他にも給食管理システムや電子カルテ、献立作成、シフト作成などアピールできるところがありますので記載できるものは記載しましょう。
⑨自己PR	仕事での経験やスキル、知識を記載しましょう。自己分析を行い、面接に繋げるためのアピールポイントです。職務経歴書と面接でアピールすることが多いため、欄が空きすぎない程度に概要を記載します。
⑩扶養家族・配偶者	総務担当が待遇面で考慮するために必要な欄です。独身でもしっかりと書き忘れの内容に記載しましょう。
⑪通勤時間	総務担当が待遇面で交通費や寮が必要かを参考にする欄です。記入漏れの内容にしましょう。
⑫その他希望欄	あなたの絶対に譲れない条件を記載します。特に何もなければ「貴社の規定に従います」と記載し、「特になし」や「空欄」は避けましょう。

フォトスタジオを利用する

写真は第一印象を決める大切なものです。

2,000~3,000円程度でできるため必要経費として撮っておきましょう。

応募企業に書類が来たときは少ない情報しかありません。

そして一番最初に目に入ってくるのが写真です。

その写真の完成度でプラスかマイナスどちらかの印象で確認にはいりますので、プラスの印象からはいるために第一印象となる写真は経費として取得しましょう。

本人希望欄の書き方

履歴書の最後に「本人希望記入欄」がありますが、絶対に譲れない条件はここに記載します。

希望年収がある場合は希望年収と昨年度の残業代と家賃補助を合わせた年収を記載します。

何もない場合は、特になしと記入するよりは「貴社の規定に従います」と記入しましょう。

職歴の空白や短期離職がある場合はこの欄に改善・対策を記入すると足切りの確率が下がります。

私が栄養士の履歴書でよく見ている項目と理由

上記の順で見ていき最後まで問題がなければ職務経歴書に目を通すという手順です。

私の場合は書類の全体感と写真から職歴まで問題なければ面接をやるようにしています。

なぜなら志望動機や自己PRは少ない欄だけでは伝えきれないのがわかっているからです。

そのため最低限の条件がそろっていれば面接はやっています。

ここでは私がよく見ている項目とその理由を紹介していきます。

栄養士の履歴書でよく見ている項目：写真

写真は白黒の書類に唯一のカラーであることと単純にどんな顔か気になるという理由から一番最初に目に入ります。

第一印象はとても大切なため写真にこだわることをおすすめします。

表情に関しては真顔か笑顔か迷う方もいると思いますが、微笑むくらいで口を閉じて口角を少し上げるくらいが印象が良いです。

栄養士の履歴書でよく見ている項目：住所

早番や遅番がある場合、通勤にどのくらい時間が掛かるか気にしなければならないため写真の次に確認する項目です。

住所が近場であれば次の項目に移りますが、早番などで前日に泊りが困難、または通勤手段がないという場合は採用は難しいでしょう。

基本的には書類選考で落ちる項目ではないため面接にて寮が借りられるか総務と要相談になる場合もあります。

栄養士の履歴書でよく見ている項目：職歴

転職の場合は空白の期間があるか、どうかを確認します。

この項目は栄養士よりは人事部の方がすぐに辞めないかを気にすることが多い印象です。

私の場合は３～6ヶ月くらいであれば就活してたのかなと思い特に気にしませんが、それ以上になってくると面接でちょっと話を聞いてみようかなと思います。

空白期間が長い場合でもスキルやモチベーションで採用することも十分あります。

栄養士の履歴書でよく見ている項目：志望動機

志望動機は面接で重点的に話をする内容なので書類には簡潔に要点を過不足なく記載するようにしましょう。

面接の際に書類の志望動機を読むだけにならないように「企業分析を行った結果、私のつよみとなりたい自分になれる企業が御社でした」と根拠を持ってアピールできるようにしておくことが必要です。

栄養士の履歴書でよく見ている項目：自己PR

自己PRも面接の話でメインになってくる項目なのでこちらも書類には簡潔に要点を記載しておきましょう。

自己PRはあなたのつよみを書いていくものです。

考え方としてはあなたがアピールしたいことではなく、企業が求めているスキルや経験を「私はできますよ」というスタンスで話していくと企業側は採用しやすいでしょう。

【徹底解説】管理栄養士の自己分析と自己PRの作り方と例文

栄養士の履歴書で気になることQ&A

資格は多く取っていた方が有利ですか？

基本的には栄養士と管理栄養士を持っていれば後は大きく影響しません。もちろん、やる気を評価してくれる採用担当もいるかと思いますが、優先順位は他の項目より低いでしょう。

写真にお金を使いたくないのですがスマホアプリではダメですか？

スマホでも大丈夫な条件としては表情、服装、髪型、背景を意識できれば問題ありません。しかし、他の転職者が写真館などで撮影していた場合は本気度が伝わらない可能性もあります。スマホ写真だから落ちるわけではありませんが、できる対策はしておいた方が良いでしょう。

履歴書の提出時の注意点

書き終わっても誤字脱字や日本語の間違いなどがあっては面接までいけない可能性があるため注意して見直しをしていく必要があります。

履歴書が書き終わったら見直し

書き終わったら最後に抜けが無いか、間違いはないかの確認をしましょう。

履歴書に入れる送付状はどうしたらいいか

送付状をおくって面接が有利になることはありませんが、送付状を送ることにより企業の人事担当がどの応募出来ているかがすぐに把握することができます。内容は簡単に「応募させていただきます。よろしくお願いいたします」と簡単に終わらせても良いし、意欲を伝えるためにアピールするのも良いでしょう。

履歴書の送り方

書類がしわにならないようにクリアファイルに入れて角２封筒に入れましょう。封筒の表面に宛名を書き、左下に「応募書類在中」と赤いペンで書きます。複数応募している場合はどの企業にどの書類が送ったかわかるようにコピーをしておく必要があります。

直接渡す場合は特に何も書かず、面接当日に手渡しで渡します。

履歴書の書き方に困ったら

履歴書書をかき上げたは良いけど。

書き慣れないとそもそも何から書いて良いかわからないという方には転職エージェントに登録してみましょう。無料で履歴書や職務経歴書だけではなく面接や採用後までしっかりとサポート。

転職エージェントを利用するだけで書類の添削や面倒な手続き、交渉をすべて行ってくれます。通常なら給料の交渉なんてなかなかできないですよね。そんなところも可能な範囲ではありますが、対応してくれます。

私は実際に転職はしてませんが、市場価値を知るために転職エージェントは活用しています。どこのエージェントも希望に近い職場を探してきてくれますし、実際転職にリスクは伴いますが自分の市場価値を把握するだけでも利用するのはありだと思います。

良い企業はすぐになくなってしまいます。登録をして希望の条件を教えておくだけで近い条件の企業が登録されたら連絡が来るようになりますので、登録だけでもしておくメリットはあるでしょう。

総合型の転職エージェント

dodaエージェントは業界2位の求人数があるため、様々な業界を見てみたいという人におすすめです。

「ダイレクトリクルーティング」でスカウトメールを利用するのも良いでしょう。

管理栄養士に特化した転職エージェント

管理栄養士に特化した転職エージェントは、3つとも登録することをおすすめします。

それぞれ、非公開求人を持っているため、1つでは決まり切らなかったり、担当者との相性が合わなかったりするとうまく転職できないからです。

これらの管理栄養士に特化した転職エージェントを利用することで、他の転職者に差をつけることができます。

管理栄養士に合った転職エージェントについてまとめている記事があるのでぜひ、参考にしてください。

管理栄養士におすすめの転職エージェント9選｜転職サイト1選

まとめ

本日の内容

履歴書と職務経歴書の違い
栄養士・管理栄養士の履歴書を書くポイント
履歴書項目の書き方
履歴書の提出時の注意点

履歴書は応募者の第一印象になるため重要です。あなたが応募企業で働いている姿を面接官に想像させるために空欄は避け、あなたを採用するメリットを伝えましょう。

採用担当がイメージしていたのと違うとならないようにしっかりと履歴書と面接内容のすり合わせと練習を行うようにしましょう。