- 国家資格を活かして条件の良い企業に転職したい
- 厨房ばかりの仕事は嫌だ
- 自分に合ったやりがいのある職場に転職したい
病院の外来心リハで患者の食生活のアドバイスをしているみやよしです。
管理栄養士の資格を持っているなら、その専門性を活かした仕事に付きたいと思いませんか?
実は管理栄養士の仕事は幅が多いので、自分の思い描いた転職を実現しやすい資格という特徴があります。
どんな仕事があるの?
そこで本記事では、資格を活かして働ける職場に転職する方法や、資格を活かして条件の良い企業に転職する方法を紹介していきます。
主に理想の企業に転職したい人や、転職未経験で間違いのない職場で働きたい人に読んでもらいたい内容です。この記事を読むと、資格を活かせる条件の良い企業の探し方がわかります。
管理栄養士の資格取得して仕事を見つける手順
4年制大学の管理栄養士養成課程を卒業する必要があります。
2年制の短期大学や専門学校栄養士の場合、厚生労働省が指定する施設で実務を4年間積むことで、管理栄養士国家試験の受験資格を得られます。
社会人の場合、通信がないため学生として入学する必要があります。
管理栄養士の試験は6割で合格、120/200点以上で合格です。
合格すると厚生労働大臣から管理栄養士免許が送られてきます。
転職サイトや校内リクルート課に問い合わせて求人情報を確認。
大学院という選択肢もあるため、しっかりと進路を決めましょう。
成長したい、給料や収入が高い職場が良い等基準を決めましょう。
管理栄養士の資格を活かせる仕事
せっかく管理栄養士の資格を取得したら、その資格を活かして自分にしかできないことを仕事にしたいですよね。
管理栄養士の仕事は、幅が広いので管理栄養士を持っているからと言って、かならずしも資格を活かした仕事ができるとは限りません。
ここでは、管理栄養士の資格や知識を活かせる業界を紹介していきます。
医療業界|病院・クリニック
- 栄養指導
- 栄養管理
- 給食管理:調理、洗浄、盛り付け、発注
医療業界は管理栄養士の臨床栄養学、応用栄養学の知識を活かせる業界です。
職場 | 内容 |
---|---|
病院 | 栄養管理、栄養指導、給食管理 |
クリニック | 栄養指導 |
病院の業務内容は病気の患者を栄養面から治療することです。
管理栄養士は栄養バランスと患者の嗜好を配慮して栄養管を行う養指導をします。
また、チーム医療として医師や看護師、薬剤師等と多職種で連携をしながら各専門分野から一人の患者に対して適切な対応を行うなど、業務は多岐にわたります。
入院から在宅復帰まで患者の献立管理・栄養管理を行います。
今まで勉強してきたことを専門職として活かしていける環境といえるでしょう。
福祉施設・介護施設・特別養護老人ホーム
- 給食管理
- 栄養ケアマネジメント
管理栄養士の業務は、施設利用者に対して嚥下障害や低栄養にならないように多職種連携しながら栄養ケアを行います。
高齢者が多いため一人ひとりに寄り添った対応が必要です。
毎月イベント食で委託給食会社と連携して飽きないような企画をするのも施設管理栄養士の業務の一環です。
保育園・幼稚園・児童養護施設
- 食育
- 給食管理
- 指導
保育園・幼稚園の管理栄養士は子どもたちに普段の給食を通して、食について興味を持ってもらうことを目的に働いています。
普段の給食づくりはもちろん、ときには保護者へのアレルギー指導や離乳食の指導も必要に応じて行うこともあります。
給食部門は調理師やパート職員、栄養士等、連携しながら園の規模にもよりますがほとんど少人数で職場を回しているのが特徴です。
ドラックストア・薬局
- 栄養の知識を活かした商品提案力
- サプリメントや化粧品などの成分に説得力を持たせられる
- 登録販売者と併用すれば貴重な存在に慣れる
ドラッグストアや薬局では商品管理や接客が中心になります。
店内では健康食品の取り扱いや化粧品の接客を任されることが多くなるでしょう。
健康食品や化粧品等の商品スペシャリストになるか店長候補として店舗を任さられるか選べるのもこの業界の特徴です。
登録販売者を取得できれば、管理栄養士と二刀流で転職には困らないようになります。
食品業界
- 食に関する知識
- 栄養の知識
食品業界は、管理栄養士の食品衛生学、食品加工学の知識を活かせる業界です。
食品業界は1つの企業に勤めるだけでも、多くの職種に関わることのできる業界です。
食品業界の種類は以下のようなものがあります。
加工食品、食品原料、清涼飲料水・アルコール・たばこ
- 研究開発・生産技術・食品分析・安全性試験
- 商品生産・品質管理
- 商品開発
- 営業・販売促進
- 経営企画
- 経理
- 人事・労務
- 総務
食品業界は職種が多くあるため、様々な可能性を持った業界です。
企業によっては、管理栄養士だからといってもかならず特定の職種になるとも限らず、様々な部署でスキルアップを目指すことができます。
美容業界
- 栄養の話に説得力を持たせることができる
- 傾聴する方法は授業で行っているので顧客の話を聴く力がある
美容業界で活かせる管理栄養士の知識は基礎栄養学や食品加工学です。
美容業界は、スキンケアやダイエットについて顧客とカウンセリングを行う際に、管理栄養士の知識と信頼性を活かすことができます。
自社商品の販売、化粧品、サプリメントの案内を行っていきます。
スポーツ栄養
- 栄養の知識を活かした食材の提案
- レシピ作成を活かした食事の提案
- 体重管理
スポーツ栄養の管理栄養士はフィットネスやジムで働いています。
数は少ないですが、アスリートを対象とした栄養管理をしている人たちもいます。
顧客の健康状態や食事を管理し、設定した目標に向かって栄養面でサポートをします。
スマホを通してし食事指導をしたり、アドバイスをします。
顧客の目指したい姿に向けてエネルギー量、たんぱく質、脂質の必要量を算出して結果に導きます。
学校給食
- 授業
- 指導
- 給食管理
学校で働く管理栄養士は、一般的に全国の小中学校が職場です。
給食センターの運営にも携わり、子どもたちに合った栄養素を考え献立作成に配慮します。
同じ学校に勤める管理栄養士でもそれぞれ、栄養教諭と学校栄養職員の2つの職種があります。
それぞれ紹介していきます。
栄養教諭
栄養教諭は生徒に対して栄養の教育を行うことが仕事です。
管理栄養士としての栄養の知識や技術を活かすことで、生徒の食育や健康について教育していきます。
授業で使う資料作成や、保護者への食育の指導を行うことも行っていくことも重要です。
学校栄養職員
学校栄養職員は、給食に関係する業務が中心です。
献立作成や食材の選定、調理方法の指導、配膳、片付けなどを行います。
学校給食の運営に関わる食材発注や予算など、調整に関わる給食管理を行っていきます。
行政機関・公務員
- 保健所
- 保健センター
管理栄養士の公衆衛生、食品衛生、応用栄養学等、多くの知識が活かされます。
自治体が地域の企業や個人に向けて無料セミナー開催等のサポートをしていきます。
保健所は専門的な医療として、食品製造業営業許可、栄養調査、生活習慣病予防策、母子保健が仕事内容です。
保健センターは、地域住民の健康づくりとして、健康診断、保健指導、がん検診、乳幼児健診、成人病検診、健康調査、予防接種、緊急医療が主な仕事内容です。
管理栄養士について詳しくまとめた記事がありますので、気になる方はこちらもぜひ、参考にしてください。
管理栄養士とは?|面接官が管理栄養士の求められる3つの仕事内容を徹底解説 (miyayoshi7.com)
資格を活かせる業界は分かったけど、管理栄養士の将来性はどうなんだろう。
フリーランス
管理栄養士は、企業に属していなくても稼いで行くことが可能です。
フリーランスとして稼いでいくのであれば、特定保健指導やクラウドソーシングを利用した方法が確実に稼ぐことができるのでおすすめです。
コンテンツ作成や集客ができれば、料理教室などで法人化を目指すこともできるでしょう。
特定保健指導
40歳〜75歳の健康保険加入者のメタボリックシンドロームに着目した生活習慣病予防のための保健指導です。
法律では、医師、看護師、保健師、管理栄養士と定められています。
企業と契約して依頼を受ける形になります。
1人の患者に対して30分~1時間の面談を行います。患者の私生活や食生活のバランスを考え、改善してもらえるように話を進めていきます。
対面30分~1時間、電話10分〜15分程度、支援方法は、電話やメールの場合もあります。内容は、初回に提案したことに対してしっかりと行えているか、行えていなければ、さらなる改善策を提案していきます。
特定保健指導は、自分で集客をすることなく稼ぐことができるため、企業に属したくない人の選択肢になります。
レシピ作成
クラウドソーシング等でレシピの作成をします。
管理栄養士として、ダイエットや肌に効果的なレシピを作成していきます。
作成したものに写真を添えて納品すると完成です。
まずはクラウドソーシングに登録し、料金設定やプロフィール作成、どんなレシピが作れるか等、ルールを設定していく必要があります。
料理教室
キッチンスタジオをレンタルして料理教室を行います。
集客、企画能力が必要です。
集客にはSNSやネットを利用することが多く、ブランディング力を上げておくと集客しやすいため、戦略的に準備していく必要があります。
管理栄養士の資格を活かした仕事に将来性はある?
せっかく管理栄養士の資格を活かせる業界に転職を検討しても、将来性がないとやりたいと思いませんよね。
結論、管理栄養士の求人は以下の通り年々増加傾向であるため、社会から求められている職業といえるでしょう。
- R2年1.57
- R3年1.64
- R4年1.81
上記の数字は、求職者1名に対しての求人数を表しています。
厚生労働省の一般職業紹介状況の「その他保健医療の職業」によると年々、管理栄養士の1人当たりの求人数は増加傾向にあります。
この有効求人倍率から管理栄養士の需要は年々、高まっていることがわかります。
なぜ管理栄養士の需要が高まっているかというと、診療報酬と介護報酬の改定から管理栄養士を置かなければならない人数が増えてきていることが挙げられます。
それほど、医療機関での栄養や健康に関しての需要が高くなっているということです。
厚生労働省の労働白書によれば、医療・福祉就業者数は増加が続き、約20年間で410万人 増加しています。
これらのことから、今後も管理栄養士需要は増えていくことがわかります。
出典:一般職業紹介状況(令和4年10月分)について | 厚生労働省
管理栄養士の資格を活かした就職先が多い仕事場
施設 | 総数:110,906(人) |
---|---|
1位:病院・診療所 | 33,189 |
2位:保育所等 | 23,499 |
3位:介護保険施設 | 19,599 |
4位:①学校②栄養教諭➂学校栄養職員 | ①13,398②6,752➂6,646 |
5位:社会福祉施設(児童福祉施設除く) | 8,401 |
6位:行政 | 7,085 |
7位:事業所 | 4,190 |
8位:児童福祉施設(保育所等除く) | 1,545 |
管理栄養士の資格を活かした仕事の年収はいくら?
資格を活かせる業界と将来性があることは分かったけど、そもそもどのくらい稼げるの?
管理栄養士の平均年収は業界により変わりますが、350〜450万円が多いです。
日本人の平均年収が433万円と考えると平均的な年収といえます。
- 1位:行政栄養士平均450~600万円
- 2位:大手食品メーカー平均400~600万円
- 3位:病院平均300~400万円
厚生労働省は、業界ごとの年収は記載されていないため、マイナビコメディカルの求人を参考にすると、1番年収が高い業界が行政、大手食品メーカー、病院と続きます。
行政・大手食品メーカーは想像が付きやすいと思いますが、転職しようと思うと競争率が高くなります。
病院の敷居が低いわけではありませんが、
- 求人数が多い
- 未経験でも人柄重視の職場がある
- 診療報酬改定による需要が増えている
上記の理由から年収を上げる現実的な職場は病院がおすすめです。
管理栄養士の年収はいくら?職場別の平均給与を公開|マイナビコメディカル (mynavi.jp)
年収だけの業界を見ると自分にはちょっと敷居が高いな、他のおすすめがあるか知りたい
管理栄養士の資格を活かした仕事おすすめの職場
求人数、新卒就職先の多さ、管理栄養士の配置人数のランキングを以下にまとめました。
求人数 | 新卒就職先の多さ | 管理栄養士配置人数 | |
---|---|---|---|
1位 | 委託給食会社 | 病院 | 病院 |
2位 | 病院 | 一般企業 | 保育園 |
3位 | 福祉施設 | 委託給食会社 | 福祉施設 |
上記は、厚生労働省、マイナビコメディカル・リクルートエージェント・dodaエージェント、全国栄養士養成施設協会を参考にそれぞれ3位まで書き出したものです。
あなた自身がどのような条件を設定するかで、参考にしてください。
とにかく違う職場に転職したい人は、委託給食会社が求人が多いため、内定確率が高くなります。
一番バランスよく需要のある職場は、病院です。
病院は求人数も多く、年収や配置数も上位であるため、迷ったら病院を選んでおき、転職活動の際にやりたいことを調整していきましょう。
病院に興味がない人は、福祉施設や一般企業も視野に入れましょう。
その他の詳しい順位が気になる方は、こちらにまとめた記事があるので、ぜひ参考にしてください。
【2023最新】管理栄養士の就職先ランキング5つ|ホワイト企業の特徴
管理栄養士の資格を活かした転職先を選ぶポイント2選
管理栄養士のおすすめの職場はわかったけど、自分にはどこが合うのかわからない…
転職先を選ぶ考え方としては、経験のある業界にするか、未経験の業界を選ぶかの2点になります。
経験のある業界は、キャリアアップとして、未経験の業界にチャレンジする人はやりたいことをかなえられる業界を選ぶことになります。
それぞれの戦略が異なるため、紹介していきます。
経験者としてキャリアアップが目指せる職場を探す
- スキルの洗い出し
- どのスキルで企業に貢献していくか
- 企業に自分のスキルは必要とされているか企業分析
キャリアアップを狙った転職の場合、上記のことを考える必要があります。
というのも、キャリアアップしていくためには企業がそのスキルを必要としていなければならないためです。
例えば、同じ病院でも急性期、回復期、慢性期と機能が違えば求めらえれるスキルが違います。
年間100回未満の栄養指導回数の病院で、「栄養指導のスペシャリストになりたいです」と言ってもミスマッチになってしまうでしょう。
そのため、需要と供給がマッチするように企業分析は必須です。
栄養指導のスペシャリストになりたいのであれば日本糖尿病療養指導士を目指したいなどの高度な資格を持つ目標があると良いでしょう。
未経験者としてやりたいことを叶える職場を探す
- 業界・業種を調べる
- 今持っているスキルの共通点の洗い出し
- 業界に合った転職エージェントの選定
経験のある業界での転職であれば問題ありませんが、業界・業種未経験でのやりたいことを叶えるための転職は準備が必要です。
転職には、あなたと企業の需要と供給がマッチすることが必要なので、あなたは何ができるのか、企業は何を求めているのかを調べましょう。
同じ病院でも、求めるスキルが違うように、同じ業界でも求められるスキルは違います。
未経験の業界のことはよくわからないよ
- 業界を調べるのが面倒
- 時間やお金をかけたくない
- とにかくやりたいことを叶える職場に転職したい
上記のような考えの人は転職エージェントに登録することで、1発で解決します。
管理栄養士におすすめの転職エージェントはこちらの記事にまとめてあるのでぜひ、参考にしてください。
管理栄養士におすすめの転職エージェント9選|転職サイト1選 (miyayoshi7.com)
待遇・勤務地のバランスは妥当か調べる
- 給与
- 福利厚生
- 移動距離
キャリアアップややりたいことを叶えるための転職だったとしても、待遇や勤務地が離れていると続きません。
企業が絞れて来たら、上記を調べて本当に続けられそうな企業なのかチェックをしましょう。
特に厨房のある仕事の場合、早番や遅番があるので、通勤に支障がないかは調べておきましょう。
採用担当(面接官)としても履歴書の段階でそこは注意してみるポイントです。
どうせならホワイト企業で働きたい
探した企業がブラックだと続かないため、管理栄養士のホワイト企業の探し方を次の章で紹介します。
管理栄養士の資格を活かしてホワイト企業の仕事の探し方
せっかく転職しても激務のブラック企業に転職してしまっては、転職成功とはいえないでしょう。
ホワイト企業に転職するには、自分と企業の分析が必須です。
というのも、ホワイト企業は競争率が高いため、あなた自身が自分と企業のことを熟知していなければ、周りのスペックの高い転職者に負けてしまうためです。
そうならないためにも、最低限やっておくべきことを具体的に紹介していきます。
ホワイト企業とは
ホワイト企業の特徴を以下にまとめました。
- 残業時間が少ない
- 離職率が低い
- 福利厚生が充実している
- 有給が取得しやすい
- 女性が働きやすい制度や取り組みがある
- 研修制度が充実している
- 基本給が高い
- コンプライアンス意識が高い
- 評価制度がしっかりしている
- 社員の年齢層に偏りがない
ホワイト企業に明確な定義がないため、ホワイト企業であれば当てはまる条件を上げました。
これらの条件をすべて満たす企業は、少ないと言えるでしょう。
行政や大手食品メーカーであれば近い条件もあるかと思いますが、競争率がとても高く、現実的とは言えません。
すべてではなく、譲れない条件を上記から選び優先順位をつけることで、大手メーカーではなくても当てはまる企業はたくさんあります。
そのためにも自己分析をして自分のスキルを企業に売り込んでいく必要があります。
自己分析をする
- 自分の強み
- 転職理由
- 転職条件
上記の3つのことを最低限行う必要があります。
順番に説明していきます。
自分の強み
まず自分を売り込んでいける強みを考えましょう。
ホワイト企業の条件に合う企業は、競争率も高めなことが多いので、自分を売りこんでいくスキルが必要です。
「自分を雇うことでこんなメリットがありますよ」とアピールすることが大切です。
私は、コミュニケーション力に自信があり、現職では私が病棟担当になった際に他部署に対し、メリットとなることをやり続けることで、他部署と良好な関係を作ることができました。結果的に自部署の信頼を向上させることができ、今度は色々と協力してもらえるような関係性を作ることに成功しました。この成功事例を応用しつつ、貴院でも他部署同士の良好な関係作りをおこなうことで、新しい取り組みに着手し、患者満足度や健全経営に貢献をていきます。
結果をどう生かしていくかがポイントです。
転職理由
「なぜ転職しなければならないのか」を企業に伝える際には、本音と建前が必要です。
転職理由がネガティブなことが理由でも、建前で伝えてくのが良いでしょう。
なぜなら、ネガティブな思考の人よりポジティブな思考を持っている人の方が一緒に働きたいと思うからです。
- ブラック企業からホワイト企業に転職したい
- 重労働な職場から逃げ出したい
- 人間関係に疲れた
- 御社の営業部署で栄養剤の知識を活かして活躍してキャリアアップを目指したい
- 御社の開発の仕事に魅力を感じています。現職では、開発の仕事は機能的にできませんが、医療現場の目線から提案できます。
- 現職でNSTのスキルを活かして栄養管理を行っているので回復期の視点から貴院の栄養管理に応用していきたい
すべてが嘘では意味がないので、やりがいを見出しつつ伝えられると良いでしょう。
転職条件
- ホワイト企業の条件を優先順位をつける
- 絶対に譲れない条件を決める
- 2番目以降は多少の妥協は範囲内にする
自分の強みと転職理由が明確になったら、どんな条件の職場が良いか決めていきます。
この時のポイントは、2番目以降は多少の妥協をする必要があるところです。
ホワイト企業の条件が1つでも揃っている企業は、その他の条件も良いことが多いです。
そのため、絶対に譲れない条件を1つ設定したらあとは、臨機応変に決めていきましょう。
強み、理由、条件の自己分析が終わったら、次は企業についても調べていきます。
企業分析をする
あなたは、企業が望む人材である必要があります。
というのも、企業は欲しい人物像を予め考えて募集しています。
たとえば、NST担当者が急遽退職してしまい、診療報酬がもらえなくなったときに病院側はNST担当者が欲しいと思っています。しかし、面接に来た人がNST研修が未実施で栄養管理にも興味が無く、給食管理がやりたいという場合、その人は魅力を感じないですよね。
そのため、企業分析をして需要を把握する必要があります。
とはいえ、そんな需要把握できないよ
相手のピンポイントで欲しい人材を知るのは、至難の業です。
そのため、1人で就職活動をするのはおすすめしません。
1人で転職活動をしない
企業の求める人物像をピンポイントに把握する方法は、転職エージェントを利用することです。
企業は内定を出すと高い報酬をエージェントに支払うことになります。
そのため、企業側としてもできるだけ欲しい人物像の条件をエージェントに伝えるため、ミスマッチを減らすことができます。
自分1人ではできないことも、転職のプロにマッチングしてもらうことで、内定率を上げることができます。
気持ちに余裕のあるときに進めておく
- 冷静な判断ができない
- 自分のことを客観視できなくなる
- 転職することがゴールになる
上記が余裕のあるときにやっておく理由です。
転職活動には時間と労力がつきものです。
ホワイト企業に転職するのであれば尚のこと、時間をかける必要があります。
しかし、気持ちに余裕がない場合、とにかく転職することが目的になりがちなので、冷静に自分のことを客観視できる余裕のあるときに行いましょう。
私ならうまくやれるはず…
余裕のない人の面接は、自分ではうまくやっているようでも、ネガティブな印象を隠せていない人も多くいます。
- ネガティブ発言
- 現職の不満
- 自信がない
- 発言に一貫性がない
- 元気がない
質問を行っていると、緊張とは違う違和感がある人は結構います。
ここぞという面接のときにネガティブな人よりも、ポジティブな人と働きたいと思うのは自然なことでしょう。
管理栄養士の資格を活かせる仕事探しの方法とメリット・デメリット
管理栄養士の資格を活かせる仕事の探し方は以下の通りです。
- ハローワーク
- 転職サイト
- 転職エージェント
それぞれ、メリット・デメリットがあるため、一概にこれが正解というものはありませんが、登録して損がないのは転職エージェントでしょう。
転職エージェントで一度ノウハウを取得すれば、そのあとは自由に転職サイトやハローワークで自分に合った企業を探すことができます。
仕事探しの方法としては、転職エージェントと転職サイトの併用で、キャリアアドバイザーにノウハウを教えてもらいつつ、転職サイトでも求人を探すことでより、転職先の幅が増やすことができます。
ハローワークでお手軽に探す
ハローワークのメリット・デメリットは以下の通りです。
自宅でネットでハローワークのページから求人を探すか、最寄りのハローワークでパソコンを利用して求人探しをします。
無料で掲載できることから、質の悪い求人もあります。
しかし、お手軽で地元が多いのは利用しやすいこともあり、一度参考に見てみるのも良いでしょう。
転職サイトで比較しながらベストを自分で探す
転職サイトのメリット・デメリットは以下の通りです。
転職サイトは、新卒での就職活動で利用した人も多いのではないでしょうか。
転職サイトは利用が自由ではありますが、その反面すべて自分で手続きする必要があります。
書類作成や面接まで、慣れるのに時間が掛かるため、メインとしては扱いづらいです。
転職エージェントでサポートを受けながら探す
転職エージェントのメリット・デメリットは以下の通りです。
転職エージェントは、転職に関わる全てのサポートを転職のプロと一緒に行うことができます。
エージェントはそれぞれ特徴が異なるため、自分に合ったエージェントを探すことと、担当アドバイザーとの相性が良くないとうまく情報のやり取りができないこともあります。
対策としては、複数に登録して自分に合ったエージェントを探すことができれば、転職ツールの最適解ともいえるポテンシャルがあります。
管理栄養士の資格を活かした仕事まとめ|エージェントの有効活用
管理栄養士の資格を活かせる仕事や業界を紹介してきました。
資格を活かせる理想の企業に転職するには、優先順位の明確しましょう。
職場探しの方法としては、転職エージェントと転職サイトの併用がおすすめです。
転職初心者にとって、闇雲に転職活動しても時間や労力がかかってしまうため困難です。
転職のプロに転職ノウハウを教えてもらいながら、紹介してもらった求人と自分で転職サイトで探した求人を見比べて良い方に応募しましょう。
管理栄養士におすすめの転職エージェントは栄養士人材バンクです。
こちらに詳しくまとめた記事があるのでぜひ、参考にしてください。
栄養士人材バンクのレビュー|評判と管理栄養士の転職を成功コツ3選
転職サイトはリクナビNEXTです。
こちらに詳しくまとめた記事があるのでぜひ、併せて参考にしてください。