- 委託会社に転職しようと思っているけど…
- 選んだ理由って言われても自分でもよくわからない
- 企業ごとの受かりやすい志望動機を教えてほしい
委託給食会社を選んだ理由を明確にしたうえで、企業から選ばれる志望動機の例文を参考にし、魅力的な志望動機を作りたいと思いませんか?
志望動機を悩むことなく、すらすら作成して企業に選ばれる書類作成をしたいですよね。
私は3年間、病院管理栄養士の採用担当者として中途採用を中心に面接や書類審査に携わってきました。そのなかで、様々な書類を見るようになってから選びたくなる、共感できる書き方があることに気付きましたので紹介します。
委託給食会社を選んだ理由と、企業に選ばれる志望動機を合わせて考えて魅力的な志望動機を作成しましょう
とはいえ、具体例がないと分からないと思うので、大手委託給食会社の求める人物像を参考に12個の例文を作成したので参考にしてください。
本記事では、委託給食会社の志望動機に悩んでいる人に対して、委託給食会社の求めている人物像を参考にした例文を紹介していきます。この記事を読みパターンを掴むことで、すらすら志望動機が作れるようになります。
志望動機について徹底的にまとめた記事がありますので、併せて参考にしてください。
【選ばれる例文】管理栄養士の業界別5つの志望動機|選ばれるポイント3選
- 管理栄養士 主任
- 病院勤務歴 10年
- 栄養科の責任者
- 病院栄養科の採用担当
委託給食会社の仕事内容
委託給食会社の仕事内容ってどんな感じ?
各施設ごとに給食を作ることを仕事にしているよ
委託給食会社の仕事内容は、主に給食管理に関係すること全般です。
特に食材の発注や調理、盛り付け、洗浄はメインの仕事内容になるので、志望動機を作成する際の参考にしましょう。
ここでは、管理栄養士・栄養士・調理師が携わる委託給食会社の仕事内容を説明していきます。
食材発注
- 必要人数から各食材の数量を計算し発注
- 献立に係る書類の作成(中心温度管理表など)
- 禁止食材等の献立の微調整
- コスト・在庫管理
- 施設栄養士との食事に関するすり合わせ(行事・イベント食等)
食材発注担当者は、給食に関わる食材を管理する仕事をします。
どこの職場でも献立はサイクルメニューになっているため、1から献立を作成することはほとんどありません。
しかし、提供人数の洗い出しや書類作成、コスト管理等仕事内容は多岐にわたります。
食材の高騰がつらい
特に施設栄養士の要望と厨房とのやり取りの際では、どちらにも不利益にならないような話し合いが必要になってくる場合もあります。
そのため、チーフと呼ばれる責任者が食材発注を行うことも多いポジションです。
食材発注の仕事を実施できるようになると委託職員として、活躍できる幅が広がります。
調理
- 献立通りに調理
- 禁止・アレルギー食の調理
- 衛生面を考慮した調理方法の実施
献立通りの食材と調味料を計量し、大量調理を行います。
対象者に合った美味しい食事を作れるように心がけることが大切です。
また、栄養部門で一番起こしてはいけないものは、食中毒ということも覚えておきましょう。
給食を提供している職場は安全・安心が最重要
手洗いはもちろん、3点中心温度75℃以上の確認やアルコール消毒の適切な使用を心がけることが重要です。
食中毒を引き起こさない安全な食事の提供を実施し続けることで、安心できる栄養部門になります。
盛り付け
- 対象者に適切な配膳を行う
- 献立通りの食事が配膳されるように盛り付けをする
- 綺麗な盛り付けを意識して食欲がでるように心がける
盛り付け作業は、対象者に対して献立通りの適切な食事を提供することが主な仕事です。
例えば、病院の場合は形態別や治療食、禁止・アレルギー食等、盛り付けと一括りにしても様々な種類を患者様に提供していく必要があります。
また、食べてもらう必要があるので、綺麗な盛り付けを意識して食欲を上げられるスキルも求められます。
どんなに美味しい料理が作られていても、盛り付け方がうまくできていないと食べてもらえないことも多いので、綺麗な盛り付けを意識して作業に取り掛かることが大切です。
【例文あり】委託給食会社の企業別志望動機|各社の求める人物像を参考
委託給食会社っていてもみんなやってることは同じだから使いまわしじゃダメ?
採用担当していると使いまわしの志望動機はバレるしつまらないんだよ
志望動機ってどうやって作成するか迷いませんか?
特に委託給食会社は同じようなことをしている企業だからみんな同じになってしまいますよね。
しかし、使いまわしのような志望動機は汎用性が高い分、魅力を感じませんし、採用担当もプロなので、使いまわしということは文面から伝わってしまうものです。
志望動機の作成方法に正解はありませんが、失敗しない作成方法はあります。
実は志望動機の作成には重要なポイントがあります。
その重要ポイントが「企業が求める人物像」です。
でも企業の求めている人物像ってどこも抽象的だよね
求める人物像に、抽象的な表現が多い理由は、企業で働く方向性を確認するためです。
方向性が合っていれば、早期離職を防ぐことができます。
企業が求める方向性を理解し、自分の志望理由と強みが企業の求めている人物像と一致しているという流れにしましょう。
企業への志望動機は転職エージェントの得意分野です。採用担当者としての私の作った例文を参考に、エージェントにブラッシュアップしてもらうのが効果的でしょう。
丁寧なサポートに定評のある栄養士人材バンクについて、まとめた記事がありますので併せて参考にしてください。
栄養士人材バンクの口コミ・評判まとめ|求人事例と管理栄養士の転職成功のコツ3選
ここでは、各委託給食会社の様々な視点から志望動機の例をあげますので、自分に近い立場の例を参考にしてください。
日清医療食品株式会社|別業界からの志望動機作成例
私たちは、高い志をもち、日々学び挑戦し続ける人と一緒に働きたいと考えています。
https://www.nifs.co.jp/career/senmon/
日清医療食品の特徴は、病院や福祉施設に強い委託給食会社です。
ここでは、日清医療食品の志望動機では委託給食は初めてだけど、病院直営で給食は経験者という設定で志望動機の例をあげます。
貴社の給食管理のスキルアップできる働き方に魅力を感じています。私は患者様へ喜びを届けることをやりがいとして働いております。現職では、満足度調査を定期的に実施することで、通常献立の導入やコストが掛かるものは行事食として提供するなどの工夫をし、満足度の維持向上に努めてまいりました。そのため、献立編集の提案や美味しく調理するスキルを貴社で活かせると思います。貴社のHPでは、「日々学び挑戦し続ける人」を求めているということだったので、私のやりがいやスキルと貴社の考えが一致していると感じたため、応募させていただきました。
エームサービス株式会社|別業界からの志望動機作成例
食を通じて社会や人々の暮らしをサポートする仕事だから、大事なのはホスピタリティマインド。お客様のために懸命になり、感動を与えるためのチャレンジを楽しめる人であって欲しいと考えています。
https://www.aimservices.co.jp/recruit/sougou/guideline/personality/
エームサービスの特徴は、社員食堂、病院・福祉施設、学校・公共施設など、幅広いサービスを展開している委託給食会社です。
ここでは、管理栄養士の資格は持っているけど全くの別業界から委託給食業界へチャレンジするという設定の志望動機の例をあげていきます。
私はチャレンジできる環境で働いていきたいと考えているため、貴社の働き方に魅力を感じております。前職がドラッグストアでの接客業であったためお客様の求めることを理解し、行動に反映することを強みとしています。お客様をしっかりサポートできるように商品知識はもちろん、どうすれば、うまく伝えられるか常に考えをブラッシュアップし続けてきました。例えば、第三類医薬品を接客する際は、求められた質問に回答するだけでなく、どんな場面で利用するかをしっかりヒアリングすることで、本当に必要な商品の提供に努めております。貴社HPを拝見させていただいたところ、ホスピタリティマインドやお客様のために感動やチャレンジを楽しめる人というワードが私の働き方と合っていると感じたため、未経験業界ではありますが、お客様のために美味しい食事のニーズを掴みチャレンジしていきたいと思いましたので応募いたしました。
株式会社メフォス|同業他社からの志望動機作成例
「食」を通じてたくさんの笑顔を生み出していこう。私たちと一緒に挑戦を続けてくれる仲間と出会えることを楽しみにしています。
https://www.mefos.co.jp/recruit/sougou_jinzaizo.html
メフォスの特徴は、福祉施設、保育園、病院が多く、様々な職場で経験を積むことができます。
ここでは、別の委託給食会社で働いていたけど、メフォスの働き方に魅力を感じているので転職を希望しているという設定で志望動機を作成していきます。
私は、食を通して皆を笑顔にして働いていきたいと考えているため、貴社の働き方に魅力を感じております。現職では調理を中心に患者様の満足度向上に努め、やりがいに繋がっております。現職では、病院と福祉施設が中心です。基本的には同じ職場間での異動であるため、満足を提供できる人は限られていることが現状です。そこで、貴社HPを拝見しましたところ幅広い分野を経験しながら活躍することで、多くの人に「笑顔」を提供している職員もいるということが分かりました。そのため、私の多くの人への満足提供のやりがいとスキルが貴社で活かせると感じたため応募いたしました。
株式会社LEOC|別業界からの志望動機作成例
成長意欲がある、積極的な方!1.成長意欲が高い人財2.自身の経験を活かせる人財3.適応力の高い人財
https://job.career-tasu.jp/2024/corp/00040912/jobs/
レオックの特徴は、病院、福祉施設、保育園、企業、学校などの食堂で経験を積むことができます。
ここでは、保育園で働いてきた経験がある管理栄養士がレオックに入社するときの志望動機を作成していきます。
貴社の給食管理に関する多種多様な働き方魅力を感じています。献立作成から食材発注などを経験をしながら、常に子どもたちや保護者へ分かりやすく、興味を持って貰える食育を目指してまいりました。その中でも食物アレルギーに関しては、近年増加傾向ということもあり保護者への指導や食育だよりの作成をブラッシュアップさせてきました。これらの経験を強みとし、貴社へ入職したあとも、スキルを磨き続けていきたいと考えております。私の培ってきた経験は、給食管理に関する多種多様な貴社の働き方に貢献できると考えましたので応募いたしました。
富士産業株式会社|社会人未経験の志望動機作成例
1)明るく、元気に、笑顔であいさつできる方.2)向上心を持って前向きに取り組む方.3)医療や福祉に関心のある方
https://en-gage.net/fuji_sorachi/
富士産業の特徴は、医療、介護福祉、学校給食、社員食堂で活躍していけることです。
ここでは、資格は持っているけど社会人経験のない人が富士産業に応募するときの志望動機の例を紹介します。
貴社の受託事業だけではなく、様々な取り組みに魅力を感じております。私の強みは献立を考える発想力です。私は、資格を取得後すぐに籍を入れたため、社会人経験はありません。しかし、管理栄養士としての家庭における家族の健康状態を維持・向上させていきたい思いから、飽きない食事を念頭に日々献立について栄養素やコスト、衛生管理を考えながら家庭を支えてまいりました。常に改善を繰り返し、美味しく安全で安心な食事の提供を目指しております。貴社のHPを拝見させていただき、向上心を持って前向きに取り組む姿勢に関して私の強みを活かせると考えましたので、ぜひ貴社に貢献させていただきたいと思い応募いたしました。
委託給食会社を選んだ理由3選|企業目線で考える
選んだ理由って言われても…
企業に印象の良いものをピックアップしたから参考にしてね
採用担当者は続けられる人材を求めています。
そのため、志望動機を考える際の軸になる部分でもあり、面接の質問にも良く出される項目です。
ここでは、委託給食会社を選んだ理由についての考え方を紹介していきます。
スキルを活かし企業に貢献していきたい
- 既にスキルがある程度ある
- 今までの経験を活かせる
- 自分のやりたいことやできることが明確
給食業界経験者の場合、スキルを活かして企業に貢献できるアピール方法が効果的です。
なぜなら、企業はたとえ未経験者歓迎であっても経験者であるに越したことはないからです。
例えば、経験者であれば教育に関わるコストや手間の削減、仕事へのギャップから生じる退職を防ぐことができます。
そのため、今までの経験を活かして、やりたいことが貴社で取り組むことができるというような理由であれば、説得力を持たせることができるでしょう。
食事の提供を通して喜び与え施設満足度も向上させたい
- スキル自体の自信はないが将来的なビジョンを持っている
- 経験は少ないが給食の仕事をしたことがある
- 自分のやりたいことが明確であり足りない部分も把握している
給食業界の経験はあるけど、経験年数が少なく自信がないという人は、自分の成長性をアピールすると効果的です。
なぜなら、企業はあなたの持っているやりたいこととしての将来的なビジョンに共感を持ってくれる可能性があるからです。
例えば、企業の方針として「安全で安心な食事の提供をして患者様に満足してもらいたい」というものであった場合、「食事の提供を通して喜びを与え施設満足を向上させたい」というようなビジョンであれば、方向性は同じなので共感されるでしょう。
あとは、どのようにして満足度を向上させていくかという部分を伝えられると説得力を持たせることができます。
満足度調査の結果を分析して、献立作成や盛り付けに反映させて満足度向上を目指します。
【例文】給食管理に力を入れスキルを身に付け貢献していきたい
- まだスキルはないけど将来的に給食管理の分野で成長していきたい
- 給食業界は未経験だが頑張れるだけの根拠がある
- スキルを身に付けることに意欲がある
業界未経験の場合は、その企業で実現したいことを伝え、実現できる根拠も併せて伝えられると良いでしょう。
なぜなら、業界未経験の場合はスキルより人柄重視の採用であることも多いため、これから一緒に働きたいと思わせることが重要です。
そのためには、自分のやりたいことを伝え、なぜそれがやりたいのか、それを達成させるためにどんなことをやっていかなければならないかを伝えていく必要があります。
私は給食管理に力を入れて安全で安心できる食事の提供を続けることで、信頼を得られる給食提供に貢献したいです。給食管理に力を入れたい理由は、入院されている患者様の楽しみは給食であることが多いので満足していただけることで、病院の信頼に繋がり企業への信頼にも繋がっていくためです。そのためにも普段からの調理や盛り付け等のクオリティでも満足いただける内容を意識し、スキル習得に力を使っていきます。
働きたい気持ちを伝えられることが重要です
【例文あり】委託給食会社の志望動機アピールポイント5選
どんなことをアピールすればいいの?
やる気とスキル、経験はアピールポイントとして効果的だよ
委託給食会社への志望動機でアピールするためには、やる気の面とスキルまたはその両方でアピールしていくことが効果的です。
経験者であれば両方アピールできると良いでしょう。
未経験者の場合であればやる気からのアピール、また類似のスキルをアピールできるのが良いです。
ここでは、委託給食会社へのアピールポイントに絞った例文を紹介していきますが、実際には紹介している文章に加えてなぜ貴社でないといけないかという部分も考える必要があります。
向上心・積極性・素直さをアピール
この志望動機を利用する人の例
- 給食業務に携わったことのない人
- 短期離職をしてアピールポイントに困っている人
- 経験はあるけど自信がない人
委託給食会社の経験がない、または自信がない人の場合はやる気をアピールしましょう。
委託給食会社は、経験だけでなくやる気がある人に関しても積極的に採用していることが多いのでやる気のアピールは有効的です。
栄養士として安全な食事の提供をし続け、対象者に安心して療養していただける環境づくりのお手伝いをしたいと考えております。現職では、給食業務は行っていませんが、現職で学んだチームをまとめるコミュニケーション力を活かし、対象者が安心して美味しい食事ができる環境を提供していきたいと考えております
時間・スケジュール管理が得意
この志望動機を利用する人の例
- アピールするほどの経験はない
- 厨房業務の経験は合って時間通りに配膳ができる
- 業務を効率化した経験がある
ある程度厨房業務の経験があるけど、「このスキルは誰にも負けない」というまでアピールができない人は、時間やスケジュール管理をアピールしていきましょう。
また、その根拠として業務の効率化のエピソードを伝えられると具体的で良いです。
私は食事を時間通りに配膳できる環境づくりに注力し、業務に取り組んできました。その理由として、時間通りに配膳ができないと、患者様の薬の時間がずれ込んで健康に害を及ぼす人もいると聞いたからです。その話を聞いてから責任感が増し、配膳が遅れる原因となるものを改善していくことで、安定して配膳できる環境を作りました。具体的には、優先順位を徹底した作業導線の見直しや声掛けしやすい職場環境づくりによる作業効率を上げて対策をしてきました。これらの経験を活かして、貴社でも活躍していきたいと思っております
衛生管理が得意・やっていきたい
この志望動機を利用する人の例
- 厨房業務で衛生面を改善した経験がある
- 調理を中心に安全で安心な食事の提供を目指したい
- 衛生管理の知識を様々な職場で幅広く学びたい
食事を提供する企業にとって食中毒は一番起こしてはならないことです。
そのため、衛生管理が得意または、力を入れていきたい人は企業にとって共感してくれるスキルでしょう。
衛生管理まで気をまわして仕事ができていれば、職場全体を見れていることにもなるのでアピール材料としても良いです。
私は安全な食事提供の考えのもとに厨房業務に取り組んでいます。現職の厨房業務では、時間に追われ配膳ギリギリまで作業を行うことが当たり前の環境でした。しかし、食中毒は絶対に起こしてはならないことであるため、ギリギリな時間の中でも確実に衛生面に配慮できる仕組みづくりをしてきました。具体例としては、手洗い、中心温度、清潔な職場等これらを職員を巻き込んで相談することにより、一人ひとりの意識が高まることで強制ではなく、自然とできる環境を作り上げることに成功しました。私はこの巻き込む力と衛生管理の知識を活かし、皆で協力して安全で安心な職場作りのお手伝いをしたいと思っております。
給食管理が得意・やっていきたい
この志望動機を利用する人の例
- 給食提供に携わる経験がある(食材発注、調理、盛り付け)
- 給食管理をさらにスキルアップしてきたい
- 食材発注を含め様々な給食業務に携わりたい
給食管理は委託給食会社の現場に勤める者にとって、メインになる仕事です。
そのため、給食管理が得意または、力を入れていきたいことであれば、需要と供給にマッチするでしょう。
現職では、食材発注や調理を中心に患者満足度向上の貢献に努めてまいりました。満足度調査の結果より、施設栄養士からも大変好評を頂いていると伝えられております。しかし近年、厨房業務負担軽減として調理済み食品を多く使用する方針に変わってから、調理も温めるだけになり工夫のやりがいが薄れてきております。そこで、学校給食を受託している貴社であれば、子どもたちの成長を見守りながら100%手作り調理ができると思いましたので、私の調理技術で貴社に貢献できると思い応募致しました。
コスト管理が得意・やっていきたい
この志望動機を利用する人の例
- 食材発注の経験がある
- 献立調整の経験がある
- 人件費・食材費等の経費に携わった経験がある
コスト管理は委託給食会社で働いていくうえで重要なスキルとなります。
なぜなら、企業は食材高騰の影響で大きなダメージを受けているため、コストに関してはとてもシビアな面があるからです。
そこにコスト管理の経験があるとアピールできれば、好まれやすい志望動機が作れるでしょう。
現職では、食材発注の仕事をメインとしていたため無駄のない在庫管理を行うことで経費削減に努めております。発注量を適正な数で運用するために調理者にも協力してもらい、食数管理では職場全体で報告する体制を作り上げて実現をしました。しかし、無理なことは続かないと考えているため、在庫管理や食数管理を徹底しつつ調理者に負担がないように調理工程や仕込み方法で調整することで、皆で協力して経費削減を行える環境づくりをしてきました。この発注知識とコミュニケーションスキルを利用して貴社でも活躍していきたいければと思います。
委託給食会社の志望動機の注意点3選
注意する点って?
ネガティブな考え方には注意だね、一緒に働きたいと思われるようにしよう
志望動機には正解はありません。
なぜなら、同じ職場でもそのときの状況や環境によって欲しい人材は変わるからです。
しかし、どんな状況でも通らない志望動機はあります。
一見問題ないようなことでも、あまり評価されていないこともありますので気を付けましょう。
ここでは、絶対に選考に通らない志望動機を紹介していきます。
マイナス思考の表現
- 貴社は現職と違い教育制度が整っている
- 不満を伝え続けたけど聞いてくれなかった、貴社は風通しが良いと伺っている
- 仕事量が多く耐えきれなかった
志望動機が現職の愚痴になっていないか注意しましょう。
採用担当者はあなたの現職に興味があるのではなく、マイナス思考で考えるあなたの性格の部分を見ています。
そのため、現職に対してマイナスなことを言ってしまうと、応募企業に対してプラスのことを言ったとしても、今お世話になっている企業の愚痴を公の場で話してしまう人という印象を持ってしまうでしょう。
いろんな経験をさせていただいたので、スキルだけでなく気持ちの面でも成長できました。
年収や待遇面が中心の内容
- 年収が今より高い
- 残業が今の職場より少ない
- 充実した福利厚生
年収アップや好待遇の職場へ転職したいというのは、転職理由として持っていても問題ありません。
私自身、年収アップ目的の転職活動は市場価値把握のため行っています。
転職にリスクはあるけど、転職活動はリスクゼロ
しかし、年収や福利厚生は書類や面接でメインで話すことではないということは覚えておきましょう。
あくまで、その給食会社のどこの機能が気になって応募しているか採用担当者は気になっています。
- 給食に携わりたい
- 食を通じて利用者を喜ばせたい
- 私ができることと、貴社でやりたいことがマッチしている
転職エージェントには年収アップを伝えてもいいけど、企業には言わない方が無難。
自分の仕事に対して自信がない
- 得意なことはなく役に立てるかわからない
- 未経験で不安しかない
- 覚えが悪く迷惑をかけるかもしれない
委託給食会社はHPの求める人物像から、チャレンジ精神と積極性、リーダーシップが取れる人材を求める傾向があります。
そのため、自分の仕事に自信を持ちアピールすることが必要です。
私も1〜2年目のときは自分の仕事に自信がなかったため、そのくらいの経験の人は自分の仕事に自信が持てない人が多いのはすごくわかります。
しかし、企業側に立ってみると自信がある人とない人であれば、やる気や積極性等の視点からも自信がある人を選びたくなるのも事実。
そのことからも、自信はなくてもチャレンジ精神や積極性等をアピールできる志望動機に仕上げられると良いでしょう。
委託給食会社に選ばれる自己PR
自己PRって何書けばいいの?
主に強みを記入することが多いよ、そのための自己分析も重要
自己PRは自分の強みを伝えることを目的としています。
自己PRの内容は書類と面接の両方で求められることなので、しっかりと作りこむ必要があります。
書類に記載する内容としては以下の通りです。
- 自分の強み
- 強みの根拠になるエピソード
- どのように活かすか
自己PRでは自分の強みをアピールして企業に自分を売り込みます。
上記の言い回しであれば、論理的に伝えられるでしょう。
面接では、「自己PRをどうぞ」と言われることはあまりありません。
「今まで何をやってきたか」「こんな風になりたい!というキャリアプランはありますか?」というような聞かれ方をすることがあります。
自己PRでは、入社意欲や、継続力、人柄を見ているためしっかりと作りこみましょう。
自己紹介とは何が違うの?
自己PRはできること、自己紹介は意気込みみたいなものだよ
- 氏名
- 現職
- 職種
- 入社への意気込み
自己紹介はこれらを紹介していければよいでしょう。
今回紹介したのは自己PRの構成の部分ですが、自己PRの作り方や例文などを徹底的にまとめた記事がありますので、こちらも併せて参考にしてください。
【徹底解説】管理栄養士の自己分析と自己PRの作り方と例文7選
委託給食会社面接の質問例
面接ではどんな質問がでるの?
担当によって変わってくるけど、大枠をピックアップしてみたよ
企業として大まかな求める人物像は企業ごとにありますが、同じ企業でも職場の状況やタイミングにより求めている人材は変わってきます。
例えば、とにかく誰でも良いから人員が欲しい時と、経験者でないとできないポジションの補充とでは、募集内容が変わってくるからです。
とはいえ、どんな質問があるか知りたいと思いますので、よくある質問として解説していきます。
どうして当社で働きたいと思ったのですか?
- 求職者のやりたいことが当社でできるか
- どういう思いで当社を選んでいるか
- 当社の求める人材に近いか
志望動機と同じ意味の質問です。
書類審査で通過しているため、内容は問題ないでしょう。
しかし、内容が気になるためさらに深堀して聞いてみたいことがある場合に聞くことが多い質問です。
そのため、書類に書いてある通りに伝えるよりも上記を意識して返答するのが良いでしょう。
- 自分の強み
- 強みを活かしてやりたいことをやる
- それができるのが貴社
このような流れで伝えられると一貫性があり、スムーズに伝わる返答になります。
給食業界の経験はありますか?
- 未経験の場合でも経歴から共通点はあるか
- 共通点がなくてもカバーできるやる気を持っているか
- ギャップに耐えられるか
未経験歓迎の求人であったとしても、企業からすると経験者であることに越したことはありません。
なぜなら、未経験者を採用するリスクとして一番大きいものは、すぐに辞めてしまうことがあげられるからです。
例えば、思っていた仕事と違ったというギャップは未経験者であるほど感じやすいでしょう。
経験者であれば、そういったリスクはある程度想定できているため、すぐ辞める可能性が低くなります。
じゃあどうすればいいの?
未経験者でも続けられる根拠が示せると良いでしょう。
私は美味しい食を通じ笑顔になってもらえる仕事をしていきたいと思っております。そして、笑顔を大切にしている貴社であればそれが実現できると考えております。さらに〇〇のような貴社のサービスに共感を持っているため、貴社で働くことができれば、継続してやりたいことを続けられると考えています。
入社したらどんなことをやりたいですか?
- モチベーションは高いか
- やる気や向上心があるか
- 将来的に活躍してくれそうか
企業はこの質問を通して、企業と同じ方向で働いていけるかという点と継続して行けるかの2点を見ています。
例えば、委託給食会社の場合、管理栄養士であったとしても栄養指導を行うことはありません。
しかし、「入社したら栄養指導をしたい」と言われても実現できないので企業と同じ方向を向いているか判断をします。
診療報酬に関わる仕事は施設側の管理栄養士でないと算定できないです
継続性に関しても今後、転職してもやりたいことがない場合、将来的に活躍してくれるかわからない人は採用は難しくなります。
このような理由から、企業と同じ方向を向く、継続していける、この2点に注意し面接に挑みましょう。
委託給食会社を選んだ理由まとめ
委託給食会社を選んだ理由について紹介してきました。
書類作成には、企業が掲げている求める人物像を参考にしましょう。
求める人物像に、抽象的な表現が多い理由は、企業で働く方向性を確認するためです。
方向性が合っていれば、早期離職を防ぐことができます。
企業が求める方向性を理解し、自分の志望動機と強みが企業の求めている人物像と一致しているという流れにしましょう。
転職活動を行う際には目的や目標等、なぜ転職するかの軸をしっかり考えることが重要です。
なぜなら、目的により自己PR、志望動機、ES等の準備する期間が必要だからです。
勤務する地域のことや研修内容を予め確認しておくことで、志望動機に加えられるものもあります。
人気の企業はすぐに締め切られてしまいますので注意しましょう。
これらの例文を自分に落とし込み、栄養士人材バンクのようなエージェントにブラッシュアップしてもらいましょう。