- 管理栄養士としての自分らしい志望動機を作りたい
- しっかりとした志望動機を作って採用に近づけたい
- 働きたい転職先の志望動機をしっかり作りこみたい
病院管理栄養士の採用担当を3年間行っているみやよしです。
志望動機の作り方には正解がない分、最適解が気になるという人もいるのではないでしょうか。
実は、志望動機は企業に入りたい理由だけ伝えても採用されません。
また、気づかずにマイナスなことを伝えている人もいるため注意が必要です。
どんな志望動機がいいの?
そこで、実際に管理栄養士として病院で働きながら採用担当をしている筆者が、採用担当に選ばれる志望動機の紹介を各業界例を挙げて紹介していきます。当記事を読むことで転職で困らない志望動機の作成ができるようになります。
- 管理栄養士 主任
- 病院勤務歴 10年
- 栄養科の責任者
- 病院栄養科の採用担当
どうしても自分で作りこめないという人は、丁寧な対応が売りの栄養士人材バンクに協力してもらい自分だけの志望動機を作成しましょう。
栄養士人材バンクを詳しくまとめた記事がありますので、ぜひ参考にしてください。
栄養士人材バンクの口コミ・評判まとめ|求人事例と管理栄養士の転職成功のコツ3選
管理栄養士業界の仕事内容|業界別の特徴を紹介
それぞれの業界の仕事内容ってちがうの?
栄養に関することは同じだけど細かい部分では全然違うよ
管理栄養士の仕事は幅が広く、同じ管理栄養士でも業務内容が異なります。
そのため、管理栄養士の志望動機を作成する前に、自分が行きたい業界と特徴を掴んでおけば、志望動機作成もスムーズに行うことができるでしょう。
ここでは、各業界の特徴を紹介していきます。
管理栄養士についてまとめた記事があるので、気になる方はぜひ参考にしてください。
管理栄養士とは?|面接官が管理栄養士の求められる3つの仕事内容を徹底解説
病院の仕事内容
病院の管理栄養士の仕事内容は、栄養の視点から患者の体調を改善させることが目的です。
検査値、喫食率、病状、嗜好などを考慮して、可能な限り回復に必要な栄養素を摂ってもらうことを目指していきます。
効果的な治療を行うためには管理栄養士だけではなく多職種連携が欠かせません。
- 食べていないときの対策はどうするか|管理栄養士
- 現状どのくらい動けるか|リハビリスタッフ(PT、OT、ST)
- その日によって体調はどうか|看護師、介護士
- どんな薬が適切か|医師、薬剤師
入院中の患者個人に対してもっとも最適な対応をそれぞれの職種が考えることで、患者の病状を最短で回復させることができます。
病院では様々な職種の人が一人の患者に対して改善を目指しています。
さらに詳しく病院管理栄養士の仕事内容が気になる方はこちらの記事に詳しくまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
【病院未経験必見】病院管理栄養士の仕事内容を病院歴9年の責任者が解説
福祉施設の仕事内容
福祉施設の管理栄養士の仕事内容は、利用者の生活の質向上を目指し満足度の向上が目的です。
栄養ケアマネジメントとして、利用者の嚥下機能や低栄養状態などを考慮しながら、一人ひとりに合った丁寧な栄養ケア計画が求められます。
糖尿病や高血圧症などの疾患を持った利用者もいます。
毎日の利用者の食事をしている姿を見ながら、食べている量や水分量は適切か、体調は悪くないかなど確認をすることも重要な施設管理栄養士の仕事です。
食べることは利用者にとって、とても大切な時間なので満足度向上に直接役立てられるのでやりがいに繋がる人も多いでしょう。
保育園の仕事内容
保育園の管理栄養士の仕事内容は、子どもたちに食育を通じて食べることの大切さを学んで貰うことを目的としています。
例えば、自分たちで育てた芋を収穫するなども食育の一環です。
子どもは食物アレルギーを持っていることが多いため、アレルギーを考慮した献立作成を求められます。
おやつ作りやイベント食にも力を入れているところもあります。
しかし、保育園の給食部門は少人数であることが多いので管理栄養士・栄養士・調理員との連携が重要です。
0歳~6歳までの幼児がいるので、提供する形態や硬さなども年齢に応じて、提供を考えたり、離乳食レシピを食育だよりのような形で保護者へ伝えたりなども行います。
食品メーカーの仕事内容
食品メーカーの管理栄養士の仕事内容は、企業により異なる部分も多いですが、身近な大手食品メーカーである明治やネスレ、クリニコは多くの管理栄養士業界でお世話になる食品メーカーです。
管理栄養士が通常メーカーに勤めると契約にもよりますが、営業から配属されることが多いです。※当院の明治営業担当管理栄養士より
参考までに明治では、他部署への異動には試験に合格する必要があるようです。
食品メーカーは、自社商品を知ることから始まるため、将来的な企画・開発のような部署へ行きたい場合は自社商品だけではなく、他社の類似商品についてもしっかりと理解しておく必要があります。
自社商品と他社商品の違いを科学的に説明でき、少しずつ実績を積み立てることで、行きたい部署への道が開かれるでしょう。
委託給食会社の仕事内容
委託給食会社の管理栄養士の仕事内容は、様々な職場で給食提供をしていくことを目的としています。
給食に関わる全般に携わるため、レシピの調整や食材発注、調理、盛り付け、洗浄などが主な業務内容になります。
食材発注を行うことからコスト管理も重要であり、無駄な食材をどこまで切り詰めるかで経費削減に結びつけます。
食材発注や施設栄養士とのやり取りも行います。
また、厨房業務を受託していることから、食中毒にかからないように衛生面では、細心の注意を払っていくことが重要です。
委託給食会社の特徴としては、病院、福祉施設、保育園、学校給食、学生寮、企業の食堂等、多種多様な職場を経験することができます。
そのため、どうしても今の職場が合わない場合、他の職場に異動することが可能です。
管理栄養士の志望動機が見られる理由
なんでそんなに志望動機が見られるの?
1、何で当社に興味があるか知りたい2、すぐ離職しないか3、しっかり作れる人は仕事できる可能性高い
1つは単純になんでうちに興味を持ったか気になるからです。
2つ目の理由は、しっかりと作りこまれた志望動機であれば、その企業に入りたい思いが強いということであり、すぐの離職には繋がりにくいという理由です。
そのため、しっかり作りこむことで「簡単に離職はしませんよ」と間接的にアピールできます。
3つ目として、論理的に一貫性のある志望動機および、書類に関しては仕事に対してもしっかりしている印象を持ちます。
とはいえ、普段はそれぞれどんなことを重視して採用を考えているか分からないと思うので、当院の場合で人事担当と管理栄養士採用担当の優先順位を紹介していきます。
簡単に説明すると、人事担当は施設の利益を考え、栄養科採用担当は自部署の利益を考えて採用をしています。
下記見出しより優先順位を設けていますが、施設の状況や考え方、環境により変動しますので、あくまで参考にしてください。
人事担当者が志望動機を聞きたい理由|続けられるか
人事担当者の優先順位
- 継続性
- 協調性
- 経験
採用には多くの資金と労力が使われています。
短期間に辞められてしまうと再度、同じ金額を支払わなければならないうえ、労力自体も大きく掛かってくるので、とにかく続けられる人を望んでいます。
人事にとっては、スキルがあるかはそこまで重視していません。
続けられる根拠と職場に悪影響がないくらいの協調性をアピールできると良いでしょう。
栄養科採用担当者が志望動機を聞きたい理由|成長できるか
栄養科採用担当者の優先順位
- 向上心
- 経験
- スキル
栄養科採用担当者は書類の段階では、将来的に成長していけるかを重視しています。
本来であれば人柄をみたいところですが、書類では分からないところが多いため、書類で経験や成長性、面接で人柄を見て自部署に合っているかを確認します。
そのため、書類の段階で向上心や経験からできることをアピールできると良いでしょう。
採用担当が選ぶ管理栄養士の志望動機ポイント3選
どんな志望動機が選ばれるの?
職場とマッチした志望動機だと選ばれやすいよ
- 人員不足の職場の場合は即戦力の経験者が欲しい
- 補充目的の職場ならスキルを重視
- 職場安定が目的の職場なら人柄や継続できる人が良い
状況により採用状況は変化しますが、採用担当がつい選んでしまう志望動機にはポイントがあります。
例えば、スキルや経験がなかったとしても、補充目的でスキルや経験は急いでいない場合、人柄重視の採用をする職場も多くあります。
継続性や向上心をただ伝えただけでは、ありきたりな志望動機になりかねないため、さらにそこから選ばれる様な志望動機にするためのポイントを紹介していきます。
自己PRとの一貫性がある志望動機
自己PRとは強みやできることをアピールしていくためのものです。
そのため、自己PRでアピールしていることを志望動機の根拠としていることが自然です。
例えば、自己PRで調理が得意としている場合は、自分がやりたいことが貴社であれば実現できる。なぜなら、私には調理の知識や経験があるため、その取り組みに力を入れている貴社であれば自分が将来的にやりたいことが実現できるうえ、貴社にも貢献していける。
このような流れで作成すれば、自己PRと志望動機に一貫性があり、継続性と向上心も併せてアピールすることができます。
継続性と向上心=将来的にやりたいことができるという部分
自然な流れで、相手企業が欲しがっている情報を書類で知らせておくだけで選ばれる確率が上がります。
志望動機をより魅力的にするには自己PRや自己分析が必須です。こちらの記事に詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
【徹底解説】管理栄養士の自己分析と自己PRの作り方と例文7選
管理栄養士の経験やスキルを活かせる志望動機
アピールするポイントとしては、今までの経験やスキルを次の職場でどのように再現できるかが重要です。
今まで働いてきた経験やスキルを活かせる場合、とても有利に志望動機を書くことができます。
なぜなら、多くの職場では、人柄、経験、スキルに重きを置いて採用を決めているからです。
そのため、すでに経験やスキルを活かせるのであれば、書類審査を通過する可能性は高いでしょう
現職では様々な場面を通して経験やスキルをブラッシュアップしてきました。そのため、この経験とスキルを貴社で再現しつつ、さらに磨きをかけることで患者、施設、地域に貢献していける様、努めてまいりたいと思います。
管理栄養士としてやりたいことを実現できる志望動機
自分のやりたいことが応募企業で実現できることをアピールできることが重要です。
なぜなら、企業分析せずイメージだけで応募してしまうとミスマッチが起きて採用されないからです。
失敗例で例えると、病院は栄養管理をするというイメージがありますが、実際に急性期病院では書類は作成はしますが、患者は7日〜10日で退院してしまうことから栄養管理をすることが十分にできません。
このようなことは未経験業界などでよくあることなので、企業分析をしてしっかり行いましょう。
私にはこのようなスキルがあり、貴社にはこのような取り組みがあります。私は以前より貴社の取り組みのようなことをやりたいと思っておりましたので、私のスキルを活かし貴社に貢献していきたいです
やりたいことだけではなく、スキルとしてそれができる根拠も必要
【例文あり】管理栄養士の業界別5つの志望動機例文を紹介
業界ごとの志望動機を教えて
専門性の高い管理栄養士の職場5つをピックアップして紹介していくよ
- 2年目委託管理栄養士
- 人物特徴:管理栄養士として病院調理を行っていたが、スキルアップとしてさらに、対象者に笑顔を与えたいという目的達成のために転職を決意
- 転職の軸:管理栄養士としてのスキルアップ
- 強み調理スキル、献立作成
病院機能別の管理栄養士志望動機|急性期・回復期・慢性期
病院は全て同じと思いがちですが、機能により求められることは全然違います。
例えば、志望動機のポイントでも述べている通り、病院であれば栄養管理をしっかりとやると思う人も多いと思いますが、実際に急性期の入院患者は7日〜10日と栄養管理をする前に退院してしまうため、書類作成のみになりがちです。
そのため、イメージで志望動機を作るのではなく、しっかりと企業分析をしていく必要があります。
とはいえ、病院機能に関して分からないことも多いと思うので、下記に各機能の特徴を踏まえた志望動機の例を作りましたので、参考にしてみてください。
病院の志望動機に特化した記事がありますので、こちらも併せて参考にしてください。
【病院管理栄養士になりたい!】志望動機の書き方と質問の回答例7選
急性期の志望動機
- 指導回数
- 入院日数
- 特徴
私は委託給食会社職員として患者様に対して食事の提供をしておりました。そのため、患者様に適切な食事の作り方や治療食の提案に関しては自信があります。以前、満足度調査を施設栄養士と一緒に実施した際に患者様の声を直接伺いました。調理方法や献立の特徴を教えると、それだけでも嬉しそうに患者様は反応して頂けたことがとても嬉しかったため、この知識をもっと求められている人に届けたい思いがでてきました。残念ながら今働いている職場では、管理栄養士と言っても栄養指導に携わることができません。そのため、必要としている人に知識を届ける仕事に就きたいと思うようになりました。貴院では栄養指導はもちろん、食事に関しても力を入れているということをHPで確認しております。そのため貴院で私の調理スキルや知識を活かし、患者様へ明日から実践できる食事作りを提案し続け、少しずつ地域の健康づくりに貢献していきたいと思いましたので貴院に応募致しました。
回復期の志望動機
- 指導回数
- 入院日数
- 特徴
私は、調理スキルや献立作成を強みとしています。患者様の喜ぶ顔が見たいという理由で調理スキルを磨き続けてきました。そのため、病院管理栄養士は、満足度調査の数字としての結果だけではなく、実際に患者様に合ってお話しできる環境に魅力を感じております。貴院は、厨房を直営で運営しながら栄養管理にも力を入れている病院と伺っております。在宅復帰を目指す患者様に対して私が磨いてきた大量調理のスキルを活かし、美味しい食事提供はもちろん、満足いくリハビリをしてもらうために喫食率100%を実現していきます。そのためにも貴院では管理栄養士として患者様との普段からのコミュニケーションを大切にして患者様からさらに求められる給食を提供し、地域のインフラとしてふさわしい病院づくりのお手伝いをしたいと思い応募致しました。
慢性期の志望動機
- 指導回数
- 入院数
- 特徴
私は患者様に満足される給食づくりを得意としています。現職での施設栄養士に満足度調査の結果を伺い、美味しいという良いコメントをたくさん頂いているため、大量調理における美味しい食事作りには自信があります。しかし、委託給食会社ということもあり、患者様に対して直接できることが限られているため、施設側の管理栄養士になりたいと思うようになりました。私が貴院の管理栄養士として働くことで、患者様の要望から厨房への落とし込みや献立作成まで一連の流れを完結させることが可能です。貴院の患者様は終の棲家として長く過ごされる方が多いと思いますので、可能な限りQOLを維持、または向上していけるような給食づくりに貢献していきたいと思い貴院に応募致しました。
福祉施設の管理栄養士志望動機
- イベントや行事が豊富
- 委託給食会社を導入している職場が多い
- 栄養ケアマネジメントが主な仕事
私は患者様の笑顔が見たくて委託給食会社で病院給食を作ってきました。スキルを磨き続けて満足度調査でも結果をだせるようになりました。しかし、満足のいく食事提供はフィードバックが調査結果だけでは、ニュアンスをすべて理解することが困難であるということも分かってきました。もともと私は人を笑顔にするために管理栄養士として働いており、貴施設のような利用者様に笑顔を届ける職場に魅力を感じております。私は利用者様への満足度向上のために、今までのイベントや行事食の経験を活かし、利用者様の意見を吸い上げながら厨房への落とし込みが可能です。こういった満足度の高い食事の提供を軸に多職種連携をして利用者様への栄養ケアにも力を入れていきたいと考えております。
保育園の管理栄養士志望動機
- 保護者への対応
- アレルギー対応
- 食育指導
私は委託給食会社で働いていくうちに、人に笑顔になってもらうことに仕事へのやりがいを感じるようになりました。今までは患者様の笑顔と満足度向上に向けて努めてまいりましたが、改めて自己分析をすることで、子どもに笑顔になって貰えるような価値を提供していきたいと感じるようになりました。未経験の業界ではありますが、アレルギーの対応等の食材知識は調理経験があるため対応可能です。子どもたちの食事以外でも、保護者への食育指導に関しても培ってきた調理スキルを活かして貢献していきます。
食品メーカーの管理栄養士志望動機
- 商品知識
- ニーズを掴むスキル
- 発想力
私は委託給食会社の調理をする中で、患者様の満足度向上に努めてまいりました。満足度調査の結果からニーズをくみ取り献立に反映し、企画書を正確に作成することで、より求められる食事提供に貢献できたと感じております。しかし、近年では調理者負担軽減からできあいのものを温めるだけの食事も増えてきております。そのため、調理者の負担は軽減されましたが、やりがいにはつながりにくくなってきてしまっていると気が付きました。そのため、食品メーカーのような顧客ニーズを商品に反映し提供するような働き方で消費者の満足に貢献していきたいと考えております。貴社は食品の特徴を活かしつつ、斬新なアイディアで私もよく利用させて頂いております。今まで利用してきた貴社商品をまだ知らない消費者に届けたいと思い応募させていただきました。
委託給食会社の管理栄養士志望動機
- 給食管理全般
- コスト・衛生管理
- 様々な職場を経験できる
現職では病院給食を中心に調理を行ってまいりました。病院給食に携わらせてもらい、治療食やアレルギー食、食事形態など様々な職場を通して経験させていただいております。患者様へ食事の提供をして回復していただくことにとてもやりがいを感じておりますが、高齢の患者様だけではなく、子どもたちの笑顔と食育にも携わってみたいと思うようになりました。しかし、現職では病院や福祉施設のような高齢者を対象とした職場しかないため、チャレンジすることができないと感じております。そのため、保育園や学校給食を扱っている貴社のような企業で働くことができれば、今までの調理技術を活かしながら、貴社に貢献しつつ、子どもたちの食育に貢献できると考えたため応募致しました。
管理栄養士の未経験業界でも採用される志望動機の特徴
未経験業界の場合どうしたらいいの?
採用担当が一緒に働きたいと思えることをアピールするのがいいよ
未経験業界へ挑戦する場合、経験やスキルがなくても一緒に働いてみたいという情熱や積極的な姿勢をアピールするのが効果的です。
その他にも、モチベーションの高さやコミュニケーション力が伝わる志望動機であれば評価できます。
注意点としては、情熱、積極性、モチベーション、コミュニケーション力は、抽象的なものが多いため、根拠となる具体的なエピソードがあるとよいでしょう。
ここでは、それぞれの志望動機について紹介していきます。
働くモチベーションの高さをアピールする志望動機
- 現実的でありながら高い目標を持っている
- 目標に対する軸になるスキルを持っている
- 未経験なりにスキルの横展開で対策している
働くモチベーションが高い人が1人いると周りのモチベーションの底上げをすることができます。
また、そういう人と一緒に仕事をしたいと思う人は多いため、働くモチベーションの高さをアピールすることで採用されやすくなります。
モチベーションの高さをアピールする方法として、1つ実現可能な大きめの目標が自分の中にあると良いでしょう。
例えば、人を笑顔にするというものはいうのは簡単でありきたりに聞こえるかもしれません。しかし、実際自分の力で人を笑顔にするのは大変です。さらに、人を笑顔にした先に満足があり、満足は評判に繋がります。評判が良くなれば、経営に好影響を与えるため、考え方次第で良い目標になります。
これらが実現できるためのスキルがあることを根拠としてアピールできると良いでしょう。
調理のスキルは知識としても喜ばれる
コミュニケーション力をアピールする志望動機
- 他部署と協力
- 他の職種と協力
- 他院や他施設間での連携
コミュニケーション力は管理栄養士には欠かすことのできないスキルの1つです。
そのため、アピールする人も多いのも事実ですが、他とは違う切り口でアピールできるとより効果的です。
特に、その範囲が自分から遠ければ遠いほどアピールとして良いでしょう。
例えば、自分の周りだけで問題解決できるのは理想ですが、他の職種や部署と協力することで、より適切な解決方法が見つかる可能性もあります。
このようなことは珍しいことではなく、管理栄養士としての視点に捕らわれることなく、柔軟に対応していける考えを持っている人は知識も自然とついてくるため、成長にも繋がります。
また、他の部署や職種とのパイプ役としてアピールできれば、コミュニケーション力としては問題なくアピール材料となるでしょう。
協力や連携をした結果が言えるとなおよいです
未経験業界でも活躍できる根拠を示せる志望動機
- 共通するスキルを持っている
- 業界スキルについて勉強している
- 業務効率改善やコスト削減に貢献
未経験業界の場合、今までの経験から共通する部分を見つけることが重要です。
多くの職場は、経験やスキルがあればある方が採用で有利になります。
そのため、経験やスキルの面でアピールが難しい人は共通する部分を探しましょう。
スキルがないという人は、その業界のスキルを勉強しているとアピールしたり、どこの職場でも共通しそうな業務効率の改善やコスト削減をアピールするのが良いでしょう。
例えば、業務効率であれば、昨年度比率や改善前と後の月の残業時間が改善されていれば申し分ないでしょう。
また、食材コストなどの削減に関しても、対策前と後でどのくらい変化があったか伝えられると良いです。
ポイントとしては、自分だけの手柄みたいな言い方はしない
周りの協力もあり、結果を出すことができました。
管理栄養士の面接で絶対してはいけない志望動機の注意点3選
志望動機を作るときに注意することって?
受け身だったり、ネガティブなこと関しては注意
志望動機には絶対受かるというものはありませんが、高確率で落ちる内容はあります。
例えば、完全に受け身の体制でチャレンジ精神がない、現職への悪口、仕事以外に目がくらんでいるなど、仕事に対してマイナスになるようなことは注意が必要です。
何気なく書いた志望動機も遠回しに上記のようなことが含まれていないか確認しましょう。
ここでは、典型的な選ばれない志望動機について紹介していきます。
貴社は制度が整っている
現職では、特に教育制度が無く、いきなり現場を一人で行う体制でした。そのため、右も左も分からないまま仕事に取り組んでいたため、このままではいつ患者に迷惑をかけるかわからなく不安でした。しかし、貴社HPに教育制度はバッチリ整っているというページを拝見し、このような制度が整っている職場で働きたいと思い応募致しました。
上記のような教育が整っていない職場は意外と多くあります。
特に管理栄養士が一人体制の職場や少人数で回している職場に多いです。
そのため、事実を志望動機にしてしまう気持ちは分かりますが、採用側の立場では採用するメリットを見つけることができないのも事実です。
そのため、受け身の姿勢には注意しましょう。
現職へのネガティブな表現
- 残業が多く重労働
- 職場環境が悪い
- いうことを聞いてくれない
上記のような表現が入っている場合は注意が必要です。
なぜなら、企業が採用する目的は自社を発展させることだからです。
自社を発展させようと人材を募集しているにもかかわらず他の企業とはいえ、大切な場でネガティブな表現をする人にプラスの感情を持つことはないでしょう。
採用をしている人も一緒に働く仲間になる人です。
ネガティブ発言を大切な場でする人は、勤務中でも口にする可能性があり、それは職場の指揮を下げるので採用側も注意しています。
事実であっても一旦置いておき、一緒に働きたいと思わせる表現を目指しましょう。
年収や福利厚生が充実している
企業は毎年、成長していかなければなりません。
もちろん、企業の成長は社員の頑張り次第なので、企業は社員に頑張ってもらうために福利厚生や適正な年収設定をしています。
しかし、まだその企業の社員でない人が福利厚生が充実しているから入りたいと言われても、さらに福利厚生がよい企業が出てきたらそっちに行くのではないかと思ってしまいます。
求人サイトには人を集めるために福利厚生を載せている場合もあるので口にはしませんが、内心は求人の見た目だけで判断しているんだなと思ってしまいます。
しっかりと企業分析をして中身もマッチしていることをアピールすることが必要です。
管理栄養士の業界別志望動機まとめ
管理栄養士の志望動機を業界別に紹介してきました。
管理栄養士の仕事は、同じ職種とはいえ内容が全然違います。
そのため、業界に合った志望動機、さらにはその企業に合った志望動機の作成が必要です。
企業単位で差別化させるためには、HPに載っている求める人物像などを参考にすると良いです。
しかし、ざっくりとしているものが多いため、職場単位での見学を推奨しています。
そこで、職場の強みを聞いておき、自分の強みと併せることができれば、説得力のある志望動機を作ることができます。
志望動機をすべて作成したけど本当にこれでいいか不安という方は、書類添削してもらうために転職エージェントを利用するのも良いでしょう。
栄養士人材バンクは丁寧な対応をしてくれることで評判です。
栄養士人材バンクをまとめた記事がありますのでぜひ、参考にしてください。