- 自己分析の目的って何?
- 自己PRってどんなこと書けば良い?
- 例文も含めて考え方が知りたい!
面接担当を4年間行っているみやよしです。
自分に合った自己PRの書き方がわからないと転職したくてもなかなか前に進めませんよね。
実は、自己PRを作る際にあなた目線で作るより、企業目線であなたを雇うメリットを伝えるこで採用担当の目にとまるようになります。
どんなこと書けば良いの?
そこで「自分にはそんなスキルも経験も自己PRの作り方もわからないよ」という方もいるかと思うので病院栄養科の採用担当の私が自己分析から自己PRの作り方を解説していきます。この記事を最後まで読むことで、企業が欲しいと思う最適な自己PRの書き方がわかります。
- 管理栄養士 主任
- 病院勤務歴 10年
- 栄養科の責任者
- 病院栄養科の採用担当
管理栄養士の自己PRの前に知っておくべき採用担当の考え方
※ランサーズアンケートより
前提として知っておいてほしいことは採用担当は、必ずしもスキルや経験重視ではないということを知ってほしいです。
たとえば、あなたが何でもできるエリートだったとしても伝え方を間違えると、「うちの企業には雰囲気が合わなそうだな」「プライドが高そうで扱いにくそうだな」など仕事はできても扱いにくそうというイメージを持たれてしまう可能性があります。
上記の画像はランサーズで管理栄養士の採用に携わったことのある人にアンケートを取ったものです。
このように人柄重視の採用担当は多くいますので、アピール材料がかならずしもスキルや経験でなければならないということはありません。
なんでもできるエリートより、自分の職場にあった人が欲しい職場が多いということです。
栄養士・管理栄養士としての自己分析の目的と考え方
自己分析ではあなたの価値観をあなた自身が把握するところから始まります。
今までの仕事での経験から学んだことやその時の感情など、すべて洗い出しましょう。
そうすることであなたがやりたかったこと、実はやりたくなかったことがだんだんと分かってくるようになります。
たとえば、毎日変わらないルーティンをこなしていくよりも、実は困難な課題を達成していく方がやりがいがあり自分には向いているというように自分でも実は気付いていなかったことも自己分析を行うことで理解できるでしょう。
自己分析の目的
自己分析ではあなたが将来的にどんなスキルをもって仕事をしていきたいか、また報酬や待遇をどこまで求めるかを言葉にできるまで明確にしていくことを目的としています。
転職での成功とは、あなた自身が納得して活躍し、働き続けられる状態が転職成功です。
そのためには「やりがい」と「やりたくないこと」をあなた自身が把握してできるだけ残業や低い給料、嫌な仕事などのやりたくないことは避けつつ、やりがいのある仕事を探していく必要があります。
指導するのは嫌だけど、栄養管理としては接していきたい
あなたが将来的になりたい自分を思い描いたときに今持っているスキルや経験を強みとし、弱みに関しても理解したうえでカバーできることを自分の言葉で話せるまで落とし込むことで自分の考えが自己PRとして面接官に伝わるようになります。
まずあなたが行うことはどうなりたくて転職したいかを考えてみましょう。
この答えがあなたが転職をやるうえでの軸になります。年収アップ・やりがい・大企業に勤める・残業が少ない・好待遇など優先順位を作りましょう。
自分の現状を言語化する
あなたの現状と将来どうなっていきたいかを具体的に言語化していく必要があります。
なぜならあなたが言語化できないくらい曖昧な気持ちであれば、企業にもあなたの気持ちは伝わらないからです。
言語化するメリットは自己分析をより明確にすることができます。
自己分析ではあなたが企業に求めることと、企業に提供するスキルを明確にしていく必要があり、言語化して自己PRに落とし込み面接官にわかりやすく伝えていく必要があります。
そうすることにより企業とのミスマッチが減り、あなたのやりがいや将来的な幸福度の増加に繋がっていくため現状と将来どうありたいかを言語化していきましょう。
自分のやりがいとやりたくないことを把握する
あなたが働いてきてやりがいに感じた仕事とやりたくないと感じた仕事を洗い出しどんな感情だったかで、あなたの潜在的に求めている仕事内容と職場環境が何となく掴めてきます。
たとえば「栄養指導の仕事をやっていたけど、よく考えてみたら無視されたり、小言をいわれたりして栄養指導はちょっと苦痛かも」栄養指導はやりたくないけど「栄養管理は検査値が改善されていって患者さんにも感謝されてたから栄養管理を中心に仕事にしていきたいな」こういった管理栄養士の場合、急性期病院に転職してしまうと栄養管理より栄養指導が中心な特徴があるため、栄養管理をやりたい管理栄養士は回復期か慢性期の機能を持った病院に絞って企業分析を続けてい行く必要があります。
指導はやりたくないけど、栄養管理がしたい場合は慢性期の病院がおすすめ
やりたくない仕事内容で残業や給料が低い、パワハラなどの理由があったとしてもストレートに採用担当に伝えるのはNGです。嘘である必要はありませんが、言い換えていく必要があります。
これをやれば大丈夫というわけではありませんが、あえて福利厚生、残業、給料などを志望動機にいれていくとすればこのように言い換えてみましょう。
「福利厚生が充実しているから貴社がいいです」というのではなく「私は私生活が充実していてこそ初めて患者様に良いサポートができると考えております。貴社の福利厚生でのサポートの手厚さから仕事に集中することができるため貴社を志望いたしました」とした方が無難です。給料に関しても同じような書き方で対応しましょう。
「貴社は月平均の残業時間が10時間程度と少ないため貴社を志望しました」ではなく「御社は残業時間が10時間程度と伺っております。残業時間が少ないことで、プライベートの時間でも有効的に活用でき働き方のメリハリが付けられるため、自己研鑽、自己啓発を行い結果的に御社や地域の方々に貢献できると考えたため貴社を志望しました」としましょう。
メインはやりがいの部分として、福利厚生、給料、残業はエッセンスとして聞かれたら答えるくらいに考えましょう。
自分の強みと弱み知る
あなたの強みは企業にとって一番の採用するメリットになるものを選ぶ必要があります。
なぜなら、あなたの一番の強みとしていることと企業が一番求めているものがマッチすることで採用にぐっと近づくからです。
あなたの強みとして今までに経験を洗い出していく必要があります。
そこでも企業目線で語れるようにしていかなければならないため、勤続年数、部署名、人数、関わってきたプロジェクト内容と自分の役割などを細かく紙に書き出していきましょう。
その経験から成功例と失敗例を強みと弱みとして工夫と実績をエピソードを考えていき、自己PRの土台としていきます。
自己PR作成の目的
自己PRとはあなたの強みを伝え企業とマッチングさせることを目的に作成します。
そのため、自己分析であなたの価値観をまとめあげたらその価値観の合う企業を探し、企業分析をしていく必要があります。
どうやって探すの?
企業にも人柄、スキル、経験をも持った求めてる人物像があるよ
そのため自己PRでは企業が求めているものをあなたが強みとして持っていることをアピールしましょう。
あなたが自己分析を終えて次に行うことは自己PRの特性を知り、自分の価値観を入れつつ、採用担当に好かれる自己PRを作成していくことです。
書類確認から面接までの採用担当は多くが2名で行っているところが多く、大体が将来のあなたの上司(栄養士・管理栄養士)と人事担当の内訳です。
どんなところを見ているの?
栄養士側と人事側の見ているのは【再現性があるか、すぐに辞めないか】の2つのポイントです。
それぞれ注目していますが、比重が栄養士側と人事側で異なることも多いため説明します。
好かれる自己PRと言われてもどうすれば良いかわからないと思いますので栄養科の採用担当と人事に好かれる自己PRのポイントを紹介してきます。
栄養科の採用担当に好かれる自己PR作成のポイントは再現性があるか
栄養士の採用担当は再現性があるかに注目しています
「今の会社で栄養指導の前年比120%を達成しました」というのは結果であり、あくまであなたの今務めている会社での成績です。他の会社に行ってもそれが達成できる方法や根拠を示すことが重要です。
あなたの強みを考えられたら根拠を示せるようなエピソードを追加しましょう。
企業分析から相手が欲しい人材・スキルを探し出す
HPや転職サイトの募集要項に載っている「求める人物像」を確認し、求める人物像に寄せていく必要があります。
企業はなんでもできるエリートが欲しいというわけではありません。
たとえば企業側が「積極性があり問題解決できる人材」とあれば積極的に問題解決したあなたの経験を自己PRのメインにしていきます。
企業が欲しいスキルや経験にエピソードを付け加える
企業の求めている人材がわかり、それに合うあなたの経験を探すことができればその経験のエピソードを伝える必要があります。
このエピソードでも客観的に相手企業にわかりやすく伝えましょう。
企業にわかりやすい伝え方でエピソードを作成する方法は、そのときの状況から課題をあげ、改善策を実行した結果どうなったという順に話すことで客観的に伝えやすくなります。
この方法をSTARと言います。
STARの頭文字 | 説明 |
---|---|
Situation(状況) | あなたの実際に経験した状況を説明します。 |
Task(課題) | その状況の中での課題を挙げたことを説明します。 |
Action(行動) | 挙げた課題に対してあなたがどのように行動したか説明します。 |
Result(結果) | 課題に対して行った行動の結果がどうなったか説明します。 |
行動の部分では具体的にどんな工夫をすることで結果に結びつけたかを伝えましょう。
何かと比較して数字で伝える
企業目線で伝える方法としてさらに注意することは何かと比較して数字で伝える必要があります。
理由としては企業にあなたの魅力を具体的に伝えられるからです。
数字だけではなく周りとも比較して自分がすごいというところをアピールしましょう。
たとえば栄養指導回数が30回/月であった場合それは他の企業からするとすごいのかどうかがわかりません。そのため部署の月間回数や周りの人たちの回数も伝える必要があります。同じ回数でも部署管理栄養士の人数が10名で指導回数が300回/月であれば平均ですが、部署指導回数が50回/月だった場合は半分以上があなたの件数であるた客観的にもあなたのすごさが伝わりやすいです。
「周りと比べても良い成績ではなかったよ」という方は過去の自分と比較してみてどのくらい成長したかをアピールしましょう。
その他にも抽象的な言葉も伝わりづらいため、一生懸命ややっとなどは具体性がないため言い回しを変える方が無難です。
- 一生懸命
- 頑張った
- やっと
- さまざま
- きちんと
- ちゃんと
- しっかり
- 満足度調査
- 在庫コストカット
- 栄養指導件数 〇回/月
数字で表記できる部分に関してはより具体的に違う会社の人が見てもわかるように記載する必要があります。
また、言葉を略したり独自の用語を使用したりする場合は本来の言葉に直しておきましょう。
このように栄養科の採用担当はあなたが即戦力になるかどうかをみています。
人事の採用担当は違うポイントに注目しているので紹介していきます。
人事採用担当に好かれる自己PR作成のポイントはすぐに辞めないか
人事採用担当は【すぐに辞めないか】を重視して自己PRに注目しています。
なぜならあなたを雇用するのに大金か大きな労力が注がれているためです。
ハローワークは登録無料ですが、転職エージェントや転職サイトに登録するのには数十万~数百万円の経費が掛かっています。また、あなたの他にも志望者はいます。あなたがすぐ辞めた場合、その志望者の方が長く続けられる人だったかもしれないので大きな機会損失になってしまうため、人事はすぐに辞めない人を重視しています。そのためすぐに辞めないことを理由をつけて伝えていく必要があります。
自己分析からあなたは何のために転職するか説明する
あなたが自己分析をした際にやりがに感じることをピックアップしたと思います。
それがあなたの転職をする軸や理由であるため、あなたが転職する理由を採用担当に伝えることにより説得力を持たせることができます。
私の強みは満足度の高い献立作成能力です。エネルギーコントロール食やたんぱく制限食、塩分制限食など献立を作成することで患者様の満足度への貢献にやりがいを感じておりました。しかし、グループでセントラルキッチンを導入してから献立の自由度がなくなり、行事食も決められた中から選ぶ方法になったため、やりがいが薄れてきてしまったため転職を検討するようになりました。
企業分析から御社なら私が求めている仕事ができることを説明する
HPや転職サイトの募集要項から企業が求めている人物を調べてあなたの転職理由と合わせていきましょう。
たとえば、「困難や課題に向かい合い、解決する力」や「コミュニケーション力」この2つが募集要項の求める人物像があるとして、問題解決力やコミュニケーション力に関連するエピソードを準備し、自分は企業の求めている人材だということをアピールできるようにします。
私は患者様の話から食事のニーズを聞き出し、職員と検討しながら患者様のニーズに合った治療食の献立作成を実現していくことを得意としております。以前は月平均患者満足度が50%であったことに私に何かできないかと考え、患者様に聞き取りを行うことにしました。そのなかで実現可能にするため職員と一緒に作業同線やコストの調整を行うことで今では月平均65%まであげることに成功しました。この経験から課題解決力やコミュニケーション力の重要性を学びましたのでこのスキルを御社で活かせると考えております。
私は厨房職員とコミュニケーションをとり行事食やイベント食など難易度の高い献立もタイムスケジュールを作成することで時間通りに配膳することを得意としております。以前までは難易度が高い献立になると遅配膳になってしまい、洗浄に影響が出てしまい残業をして洗浄まで終わらせておりましたがタイムスケジュールを作成し、一緒に調理、盛り付けする職員と事前に打ち合わせことで月平均残業時間10時間だったところ6時間にまで削減することができました。この経験から課題解決力やコミュニケーション力の重要性を学びましたのでこのスキルを御社で活かせると考えております。
自己分析と企業分析から私には御社が当てはまっていることを説明する
あなたの転職理由と企業の求める人物像を調べたらそれらを合わせて一つの文章にまとめていき「なぜ御社でなければならないのか」を人事採用担当にアピールしましょう。
このエピソードを完成させることで「長く働きます」という部分を間接的に伝えることができます。
まず、あなたの転職理由と企業の求める人物像に合ったエピソードをすり合わせていきましょう。
あなたの転職理由が「患者様を満足させることがやりがいだったがシステム的に献立作成の自由度がなくなり、やりがいが持てなくなったためやりがいのある転職先を検討」と合わせると。
この2つを合わせてエピソードを作成していきます。
私は患者様への嗜好調査のアンケート調査の際に実際に患者様の声を伺い、ニーズを把握し、栄養科スタッフと検討し献立を常に更新していくことで月平均満足度50%から65%まで向上させ、患者様への貢献にやりがいを感じておりました。しかし、グループでセントラルキッチンを導入してから献立の自由度がなくなり、行事食も決められた中から選ぶ方法になったため、やりがいが薄れてきてしまったため転職を検討するようになりました。御社の献立は一部を除き手作りでイベント食にも力を入れていることや「患者様が本当に求めているものを形にして感動を与えていく」というフレーズをHPより拝見することにより私の転職理由と御社の考えが合っていると思い御社を志望しました。
伝える内容の注意点
これまでに伝えてきたポイントはすべて書類に記載する必要はありません。
しかし、面接などで聞かれる可能性の高いことなので軸として用意しておき、本当に伝えたいことの概要を履歴書と職務経歴書に記載していきます。
履歴書や職務経歴書の自己PR欄は限られれているため、簡潔にまとめあげる必要があります。
その場合、作成にあたり自分に合った書式を選ぶ必要があります。
履歴書や職務経歴書では自分の経歴やアピールしたいことを記載しますが、それぞれ役割がことなります。
書き方に関しても確認する側の負担軽減のため文字が小さな字でびっちり並んでいないかなど、余白に余裕のあるくらいにまとめましょう。
職務経歴書では企業により求める人材が違うため同じものは使いまわしできません。そのため役割をしっかりと理解し企業に合ったものを作成していく必要があります。履歴書と職務経歴書、それぞれの特徴を抑えるためには【例文あり】管理栄養士の良い職務経歴書とは?|基本の書き方を参考にしてください。
次に企業側が栄養士・管理栄養士に求めているスキルや人柄について紹介します。
企業が栄養士・管理栄養士に求めているスキル・人柄に対する例文
企業により求める人物像は異なります。
しかし、管理栄養士として働いていくうえでの根底となる、コミュニケーション力やチャレンジ精神、人に喜んでもらいたい気持ちというように共通する部分もあります。
ここでは今までのポイントを取り入れつつ、企業の求めている人物像の多いものを取りあげて自己PRの例文を紹介します。
コミュニケーション力がある人を求めている
私は職場の雰囲気を第一に考えるため職員とのコミュニケーションをとることを重視してきました。個人の調理、盛り付けスピードより、声掛けや間に合っていないところをサポートすることで職員全体の余裕を作ることができました。その結果、全体で平均5分早く終わらせることに成功し、その分食事チェックに時間を費やすことでインシデントが昨年の月間平均10件あったところ今年度の月間平均回数は6件と削減させることに成功しました。そんなサポートをし合い雰囲気の良い職場づくりを御社でも実現したいと考えております。
自分の考えから行動し挑戦した人を求めている
私は患者様の利益に繋がることを大切にしながら栄養管理を行ってまいりました。当院では治療食を召し上がる患者様が入院したら入院指導を行うことになっておりますが、人員の問題から指導が必要なすべての患者様へ行うことが困難という課題がありました。そこで、指導ができていない患者様に対し集団栄養指導ができないか提案しました。フローや対象患者、日取りの決定などの詳細を考え実行に移すことで、指導が必要な患者様平均50%だったところを今年度平均63%まで上げることができました。まだまだ改善の余地はありますが、御社でも自ら考え、工夫しすることで結果に結びつけられる行動を起こしていきたいと考えております。
人の喜びを自分の喜びと感じられる人
私は利用者様の喜んでいるところを見ることを仕事への原動力としてきました。当施設では行事食は月2回、イベントは季節ごとに行っております。イベント自体の内容は大きく変化がなかったため、利用者様に飽きがこないように食事内容を変化させることで対応しておりました。今年度は私が担当であったためお寿司屋さんを企画しました。出張サービスではなく、近所の魚屋と相談しさばいてもらい、セットは自分たちで作成することで暖かみのある企画に仕上がりました。その結果、今までには特に利用者様からのお手紙は無かったのですが、今回はお礼の手紙が7通届いたことから次の原動力にすることができました。御施設でも利用者様の笑顔のために働いていきたいと考えております。
栄養士・管理栄養士の仕事から求めている人物像を探す
企業が求めている人物像に合わせて自己PRを作成するには自分ができることを洗い出していく必要があります。
なぜなら企業に説明するためにはまず、あなた自身が「自分はこんな人物です」と企業にアピールしなければならないためです。
とはいえ、仕事内容から人物像を想像するのが難しいと思いますので紹介します。
盛り付け作業
盛り付け作業は盛量を均等にして治療食やアレルギー、禁止食を考えながら時間通りにこなしていく必要があるため、几帳面で慎重さが求められます。
人物像 | 取り組む説明 |
---|---|
几帳面 | きれいに時間通りに盛り付ける。 |
慎重 | 落ち着きがありミスが無くできる。 |
調理作業
調理は食材や調味料、機器の知識がなければ行うことができません。
また、配膳までの時間を逆算して盛り付け担当が終わるように盛り付けやすく、工夫して作っていく必要があるため相手の立場にたって考えられなければなりません。
人物像 | 説明 |
---|---|
ことも勉強好き | 機器の正しい使い方、美味しくする調理方法。 |
計画的 | 盛り付けと食事チェックを逆算して調理できる。 |
相手の立場に立って考えられる | 盛り付け担当が盛り付けやすいように準備する。 |
シフト作成
職員のスキルを把握し献立の難易度にあわせてシフト調整しなければならないため、計画性が無くてはなりません。
また、シフト作成に不備があると現場が回らない可能性もあるため責任感も高いと言えます。
人物像 | 説明 |
---|---|
計画的 | 作業同線と人員の特性を把握して配膳に間に合わせる人員配置ができる。 |
周りをよく見る | 人員の能力を把握し活かすことができる。 |
責任感が高い | ミスがあると現場が回らないため責任重大です。 |
イベント食の企画提案
様々な企画を提案している場合は提供者のニーズをチェックして実現するため情報収集力が高いと言えます。定期的に新規の企画を提案することでチャレンジ精神もアピールできます。
人物像 | 説明 |
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好奇心旺盛 | いろんな企画を提案し実行できる。 |
情報収集力が高い | 利用者のニーズに合ったものを提供する。 |
チャレンジ精神が高い | 毎回同じものでなく違ったものを提供したい思いがある。 |
栄養管理でのアプローチ
栄養管理は対象患者の検査値を確認し医師や患者へ食事の変更や補助食品の提供などを提案します。そのため知識や情報収集はもちろん積極性が必要になります。
人物像 | 説明 |
---|---|
積極性 | 患者の検査値や喫食状況を確認しその時点の最適解を医師に提案することで回復に導くことは「積極的に介入」していかなければ回復できないため栄養管理で検査値を改善できていれば積極性があることをアピールすることができます。 |
やり遂げる力 | 低い検査値でも多職種連携をして回復に導くことができる。 |
知識を付けることが好き | 知識を付けなければ患者様を回復に導けないため。 |
情報収集力 | ガイドラインや食品成分表の情報は定期的に改訂されるため。 |
栄養指導での即答力
知識が無ければ患者の知りたいことを即答することができません。
また、教えるだけが栄養指導ではないため相手の情報をよく聞き相手の立場に立って発信することができればアピールポイントにすることができます。
人物像 | 説明 |
---|---|
勉強好き | 知識を付けなくては患者様へ指導できないため。 |
聞き上手 | 栄養指導は患者様の情報を傾聴するところからはいるため。 |
コミュニケーション能力が高い | 多くの患者様とスムーズに意思疎通できる。 |
相手の立場に立って考える | 指導とはいっても相手の立場に立たなければ現実的な提案ができないため。 |
大学生管理栄養士の自己PRの作り方
就職活動を行っていくうえで最初に頭を悩ませるのが自己PRでしょう
ここでは4年制の大学に通う学生を対象に自己PRの作り方を紹介していきます。
自己PRに熱意を伝える
学生は熱意を伝えることで印象をよく見せることができるので大事です。
なぜなら、新卒であるため業務内容がわからないことは採用担当も承知のうえなので、へたに民間資格やアルバイト経験を伝えるより、これからの意気込みの方が評価しやすいからです。
サークルでの役割をアピールする
- イベントの企画
- イベントの会計
- イベントの主催
アルバイトとは違い主体的に役割を果たし、成功に導く体験は誰でもできることはできなので、貴重な体験です。
そのため、こういった自分が関わることで成功した事例などがあると、評価に繋がるでしょう。
簡単なものでも大丈夫ですが、サークルという興味のあるなかでも苦手を克服していく姿勢は、就職していくうえで大切なことなので、アピール材料としましょう。
人気の企業だけを追いかけない
人気の高い企業は倍率も高いため、そこばかり応募していると落ちたときに自信が無くなってしまう恐れがあります。
そのため、希望している求人のみではなく、同じ業界であれば見学に行き実際に確かめることをおすすめします。
興味のある業界であれば、一般企業でもあなたの考えていなかったことのアドバイスをくれる可能性があります。
それがヒントで自分の強みを見つけられる可能性があるので、興味のある業界の企業にはできるだけ見学へ行くようにしましょう。
まとめ
自己分析の目的と考え方 | やりたいことと、やりたくないことを明確にする。 |
採用担当に好かれる自己PR作成のポイント | 即戦力であり、すぐに辞めないことをアピールする。 |
企業が求めているスキルや人柄 | HPや転職サイトで募集要項の「求めている人物像」をチェックしよう。 |
仕事から求めている人物像を探す | 企業の求めている人物像に自分の強みをマッチさせる。 |
自己PRをまとめてきましたが、栄養士業務の経験が無くとにかくスキルや経験を積みたい方は委託給食会社がおすすめします。
なぜなら採用の母数が多いことから他の医療業界や保育園より採用の確率が上がるためです。
また、栄養士としてのスキルは身につくため、スキルを身に着けてから病院や保育園などにキャリアアップのとして転職することも可能になります。
学生の場合、管理栄養士の免許を取得することがまず前提になるりますが、気になる業界への見学をしてその際に質問をたくさんすることでヒントがみつかるかもしれません。